未知の子育て世界

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1.プロジェクトの目的

こんにちは。7期の仁科と永岡です。

私たちは認定NPO法人びーのびーのの「家族シミュレーション」 を支援するプロジェクトに参加しています。

子育ての多くの問題は、当事者である親だけが頑張っても解決できないところまできています。子育てが無意識のうちに大家族・隣近所・親戚などたくさんの人の見守りの中で育まれてきた時代と違って、現在は意図的に社会で支える仕組みが必要です。 地域で共に育ち合う子育て環境づくりを目指し、地域で共に育ち合う子育て環境づくりを目指しています。

今回はその活動の中で私たちがどれほど子育てとは無縁の関係であったかを話していきたいと思います。

2.プロジェクト参加のきっかけ

 まず、私たちが想像していた子育ては、それなりに大変で、でも経験も知識もないため具体的にどんな風に大変かはよくわかっていませんでした。また、まだ子育てのことは知らなくていいと思っていました。ではなぜ、このプロジェクトに参加しようかと思ったのかについてお話したいと思います。

実はわたくし永岡は、子供が苦手なのです。ですが、たまたま入ったアルバイト先では子供連れのお客さんが多く、子供と接する機会が増えました。今まで苦手で避けてきた子供との接し方が分からなかったことから、子供を持つ親はどのようにして子供とコミュニケーションを取っているのか興味を持ったためにこのプロジェクトに参加しようと決めました。

そして、仁科はいとこに4歳の子供がいます。その子は可愛く、一緒に遊んであげたいのですが、いざ自分がその子と接するとなるとどんな行動を取ったらいいのか分からないという状態でした。そこに今回のプロジェクトに参加する機会あり、参加してその子ともっとコミュニケーションを取れたらいいなと思い、今回のプロジェクトに参加しようと決めました。

3.子育ての分からない点と気づいた点

 このプロジェクトで行っている家族シミュレーションとは、未婚の方や子供がまだいない方と子育て中の家庭が子育て支援施設で一緒に過ごすことや、その家庭に訪ねてみて家族のいる生活(働きながらの育児)を体験するプログラムです。

 そして私たちも実際にそのプログラムを体験することになり、やはり子供は何を考えているのか分からない、何をしたいのか分からない、親の言うことや体験にきている人のいうことを聞かない、まともに話ができないなど、結局はどのようにして子供が育っていくのか分からず、何を言っても子供には伝わってないのだから放っておいたら勝手に育っていくんじゃないの?など思ってしまいました。

 ですが、実際に子育てをしている親や、プロジェクトに何度か体験にきている方々のお話を聞いていると、子供は見るもの感じるものが何もかも初めてで、何が何だか分からない状態ということが分かりました。だからこそ、何を考えているか分からないからと言って突き放すのではなく、毎日接していることが大事なのだと気づきました。そうして子供の考えや行動なのを深く追求するのではなく、子供の見本となるように親が行動していれば子供はその親の姿をみて育っていくのだと学ぶことができました。

 そして、若い人が子育てに参加することは、将来役に立つことはもちろん、日常生活で見る妊婦さんや、ベビーカーを押している方の気持ちがわかることがわかりました。

4.まとめ

 私たちは今回のプロジェクトを通して学んだことは多くあります。

 まず1つは子供は見るもの感じるものが何もかも初めてで、何が何だか分からない状態ということ
2つ目は何を考えているか分からないからと言って突き放すのではなく、毎日接していることが大事だということ。
3つ目は子供の考えや行動なのを深く追求するのではなく、子供の見本となるように親が行動していれば子供はその親に姿をみて育っていくということです。

 子育てとはまだ無縁の私たちが思うに子育てとは育てるという意識で行うのではなく、子供の考えを尊重しながら子供が間違った方向に行かないように引っ張っていくという意識で行うことが大切だと感じました。

 また家族シミュレーションを経験し子育てに興味、認知してもらうことで、子育てとは楽しいものであり、子育ての辛さ、怖さをなくし若い人にも積極的になってもらうことが大切なのだと感じました。結婚をして、子供ができてからなのではなく、若いうちにこうした経験を積むことはいま日本が抱えている子育ての問題を解決する一歩だということをこの記事を読んだ人たちにも感じてもらいたいです。

執筆:橋本ゼミ7期  仁科力哉 永岡竜太

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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