「営業は足で稼ぐ」は時代遅れか?

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こんにちは。7期の佐藤里樹です。私は昔からテレビっ子で、小さい頃から暇さえあればテレビを見ていました。それは今も変わらず、テレビに釘付けの毎日です。

ある日、そんな私がいつものようにテレビを見ていると、とある営業のCMがやっていました。

そのCMの内容は【とある会社に新入社員が入社→先輩社員が営業で培ったヒラメ筋を後輩に見せつけ「営業は足が命」と発言→It’s OLD 営業→「これからはデスクで営業」と商品説明】
というものでした。

 私の中で営業=足で稼ぐというイメージがあったので、このCMになかなか衝撃を受けました。また、足で稼ぐという非効率的な文化を否定し、営業のデスクとお客様のデスクを繋げるという画期的なシステムを非常に素晴らしいと思いました。

学校訪問

 時は過ぎ11月、瑞木祭に向けた活動は活発化していました。その活動の中で私は「広報班」に所属しており、その広報班の活動の一環で、私はゼミのポスターを持ち、再び高校訪問へと向かうことになりました。

 高校訪問当日、先生にはお忙しい時間を割いていただき、今回の要件や詳細を説明させていただきました。どの場所にどのように何枚ポスターを張るかなどの詳細なことも決めることができました。その時、最初にお話をしたCMについて思い出しました。

あの時の私は「足で稼ぐ営業は古臭く、非効率的でメリットのないもの」と、足で稼ぐ営業に対して非常にネガティブな意識を持っていましたが、実際に経験してみたことで、様々なメリットを実感できました。

足で稼ぐメリット

私はこの高校訪問を通して、以下の足で稼ぐ営業のメリットを感じました。

  • 経験、知識がなくても誰でもできる。
  • 新しいツールを使うにはそれなりの知識や技術が必要になる場合が多いですが、足で稼ぐ営業は特殊な技術や能力は必要ありません。歩くだけでいいんです。
  • 熱意が伝わりやすい。
  • 今回の学校訪問で先生とお話しした際に「電話が来たときは何事かと思ったけど、今日話を聞いて、あなたたちが本気で取り組んでいることが伝わった」と言っていただきました。

やはり、実際に足を運んで顔を合わせてはなすことで、熱意や気持ちが相手に伝わりやすいと私は感じました。

  • 細かな打ち合わせができる
  • 今回の訪問では実物のポスターを持っていくことができたので、どこに、何枚、どのようにポスターを張るかなど細かい打ち合わせをすることができました。
  • 相手のリアクションを確認できる

今回の高校訪問では実際にポスターを持って行けたのでポスターを渡したとき相手のリアクションを確認できました。また、どのように感じたか意見を聞くことができ、安心した気持ちになりました。

実際に商品を持っていくことができることも足で稼ぐ営業のメリットだと思います。

足で稼ぐ営業の注意点

 先ほど11月に高校訪問に行ったと書きましたが、実は6月にも異なる活動の広報で、1度高校訪問に行っていました。しかし、その高校訪問は11月のものと比べとてもグダグダになってしまいました。

 その経験を踏まえ、私は足で稼ぐ営業の際に注意すべき点をまとめました。

  • スムーズなアポ取り
    • まず、失敗した営業ではアポ取りの段階から改善点が目立ちました。話す内容をまとめず、行き当たりばったりなアポ取りをしてしまったことで、自分たちの目的や活動内容を相手に上手く説明できず、あいまいなやり取りになってしまいました。

なので、アポ取りの際は行き当たりばったりではなく、事前に話す内容をまとめるべきであると感じました。

  • 余裕を持った時間設定
    • 高校にお伺いする時間を15:00にしたのですが、プロジェクトグループ内での伝達ミスや、ポスターの印刷ミス、ほかの作業の遅れなどで、結局月光に着いたのが1時間遅れの16:00になってしまいました。もともと、15:00という時間設定がギリギリだったのでこのようなことになってしまいました。

なので訪問時間などはある程度余裕をもって、どのような不測の事態が起こっても対応できる時間に設定するべきだと思いました。

  • 資料や配布物や道具の準備

ポスターの完成がギリギリになってしまい、すべての作業がバタバタしてしまいました。そのような営業の際に必要な資料や道具は早めに準備して、余裕をもった行動をすべきだと感じました。

まとめ

 私は2度の高校訪問で様々な足で稼ぐ営業のメリットや注意すべき点を実感することができました。このことから、人やインターネットやテレビから与えられた情報や新しいものばかりにとらわれ、古いものや文化を一概に否定するのではなく、実際に経験してみることで見えてくるメリットや重要性、注意点について学ぶことができました。

 なので、わたしは今後の様々な活動の中で「自ら動いて経験をする」ということと、「余裕を持った行動」を大事にしていきたいと思います。

執筆:橋本ゼミ7期生 佐藤里樹

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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