「大山とうふ」の地域団体商標取得を支援するために、学祭で大山とうふを販売し伊勢原市にベンチを寄付した話のまとめ

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 こんにちは。橋本ゼミ13期生の青栁、高木、櫻井です。2024年度の学祭が11月2日と11月3日に開催され、私たち橋本ゼミは「大山とうふ」を使用したスンドゥブの販売を行いました。

 橋本ゼミの模擬店は、地域の魅力を発信することを目的としています。今回は地域団体商標の取得を目指している大山とうふのPRを目指しました。詳しい内容は下記のURLから、伊勢原市の豆腐屋さんである湧水工房さんへのインタビューを中心にご覧ください。

 また、今回模擬店で出た利益は伊勢原市森林組合の協力の下で制作された「みんなのベンチ」に寄付します。

価格設定の背景

櫻井
櫻井

大山とうふを使ったスンドゥブを600円で販売するのか

青栁
青栁

そうだね。ほかの模擬店では200円とか300円とかワンコイン以下で販売している中この価格は少し高く感じるよね。

高木
高木

しかも今回は300食売る予定なんだよね。300食を600円…売れるのかな?

櫻井
櫻井

そういえば、昨日今回の瑞木祭の宣伝にもなる1章が投稿されていたよね。それを読んでみよう。

 →(記事1章からの抜粋)

 

高木
高木

スーパーで大量生産されている豆腐と違って大山とうふはこだわった原材料で一つ一つ手作りされているんだね。

青栁
青栁

それに個人経営というのもあって円安による影響を大きく受けてしまっているのから商品単価を上げざるを得ない状況なんだね。これはこの価格設定にも納得だね。

 

櫻井
櫻井

そうだね。当日はこのこともお客さんにお伝えできたらいいね。

 私たちはスンドゥブを600円で販売しました。最初は私たちも学祭の模擬店で1品600円の価格設定は高く感じてしまいました。しかし個人経営の豆腐屋さんへの円安が与える影響や湧水工房さんのこだわりから妥当な価格と感じることができたのです。

 では、次に実際に販売を行った様子をご紹介します。

当日販売の様子

 私たちは「大山とうふを知ってもらう」という目的を達成するために、販売時に大山とうふの説明を行いながら販売しました。また、実際に購入してくださったお客様に取材を行い、感想をお聞きしています。

 初日はあいにくの雨でしたが、気温が下がったことで温かいスンドゥブを求めて足を運んでくださる方が多く売れ行きは好調で、合計171食販売することができました。2日目は天候にも恵まれ、初日に買ってくださった口コミもあり、結果目標の300食全てを販売することができました。

 以下が、実際に購入していただいたお客様のコメントです。
※一部抜粋してご紹介させていただきます。

1日目 購入者Aさん (専門学生)
 スンドゥブを見つけた時600円という価格に少し驚き、抵抗してしまいましたが、「大山とうふ」と聞いてここでしか食べられないかもと思い、購入しました。スンドゥブ自体の味はもちろん美味しかったのですが、豆腐の味がしっかりと感じられて濃厚でとても美味しかったです。「大山とうふ」の存在は知らなかったのですが、普段食べている豆腐とは明らかに違っていたので、驚きました。これは大山とうふだからこそおいしくて、600円の価値があると思います。
 商標登録の件や、ベンチへの寄付など地域貢献を考えた活動と知って、とてもかっこいいと思いました。

1日目 購入者Bさん
 今回寒かったこともあり、暖かいものを食べたいと考えていた時にスンドゥブを見て美味しそうだと感じたため購入しました。「大山とうふ」の存在は知っていましたが、普段は漢字の「大山豆腐」をスーパーなどで目にしていたので、本物の大山とうふと聞いて、嬉しく思いました。私は普段豆腐を食べる時は、冷奴などシンプルな食べ方が好みなので、大山とうふは良い大豆やにがりを使用しているとゼミ生から聞いたので、豆腐だけで食べてみたいなと思いました。

2日目 購入者Cさん(伊勢原出身)
 おいしそうだったので購入しました。味がおいしく、お豆腐も食べやすかったです。普段は湧水工房さんではないですが、別のところで大山とうふを食べています。今、伊勢原市が商標登録を出願していることも聞いたことがあります。大山とうふのためにスンドゥブを販売することはPR効果があるなと思いました。また値段の600円はあまり高いとは感じませんでした。みんなのベンチについても知っています。ベンチがあれば私たちはもっと楽になるのであるとうれしいです。

2日目 購入者Dさん
 スンドゥブが大好きだったので購入しました!海鮮の風味がしておいしかったです。辛いものも好きなので一味もたくさん入れました。大山とうふについても知っています。みんなのベンチについては初めて聞きました。そのような地域貢献活動は良いなと思いました。

インタビューと販売を通して

高木
高木

この2日間で、多くの方に大山とうふの魅力や私たちの活動についてお話しできたね。

青栁
青栁

そうだね。多種多様な反応が見られたね。

櫻井
櫻井

うん。中でも印象的だったのは、600円という価格が「妥当だ」と感じてくださった方が多かったことだと思う。

高木
高木

確かに、最初は高くて買うか迷ったという方も、豆腐の味や価格設定の背景を聞いて、納得してくださったのがとても嬉しかったな。

青栁
青栁

背景を話したうえで、私たちの活動を知って2回購入してくれた方もいらっしゃって、私たちの想いが少しでも伝わったと思うと、嬉しいね。

 今回インタビューにご協力くださった皆さん、そしてスンドゥブをご購入下さった皆さんありがとうございました。皆様のおかげで全300食完売することができました。

 日常的に購入する豆腐は安価なものが多く、手に届きにくいのが大山とうふなどの価値のある豆腐です。今回の大山とうふスンドゥブの販売を行うことで、少しでも日常で目にする豆腐の名前や値段、生産地に興味を持っていただけたら私たちが大山とうふをPRした意味を成すと考えています。そして、300食を完売できたということは、皆さんに大山とうふの魅力が伝わったからこその結果だと思います。さらに、今回の学祭で模擬店ランキングというものが発表され、出店された模擬店の中で栄えある第1位を獲得することができました。この結果は間違いなく、大山とうふの魅力が皆さんに伝わった証拠なのではないでしょうか。

大山とうふの商標登録の他にも地域名産の食品は多くの問題を抱えていると思います。自分たちが住んでいる地域の問題を解決する糸口は、日常の中に潜んでいるのかもしれないと考えることができ、そういった考えを発信することの重要性を改めて感じました。

利益について

高木
高木

2日間でスンドゥブを完売できたから、ベンチを購入できる利益が出たね

青栁
青栁

これも湧水公房さんと購入してくださった方々のおかげだね

櫻井
櫻井

その通りだね。今回の模擬店で出た利益は、「みんなのベンチ」に寄付をするんだよね。

高木
高木

そうだよ。インタビューでは「みんなのベンチ」ついて知っていた方は少なかったんだよね。

青栁
青栁

インタビューで「みんなのベンチ」のお話も出来たから、伊勢原市の活動も知ってもらうことができてよかったな。

 今回の販売で得た利益は、伊勢原市の森林組合の協力のもと伊勢原産の木材を使用したベンチを寄付できる「みんなのベンチ」プロジェクトに贈りました。

 制作の過程で森林設備が整い、環境保全にも繋がります。伊勢原市内の都市公園に設置され、寄付者の名前とメッセージが記載されたプレートがついてベンチとなります。長期にわたり私たちの活動を形として残すことができるため寄付先として決定いたしました。

ベンチが設置されました

2025年1月伊勢原市より、ベンチが設置されたことと、お礼状をいただきました。

今回、模擬店のリーダーを務めた12期生小林が受け取りました。

橋本ゼミの寄付したベンチはどこにある?

橋本ゼミのベンチは、伊勢原総合公園に設置されています。上の画像がヒントですが、ぜひ探してみてください。そして、ベンチに託した私たちのメッセージをご覧いただきたいと思います。

見つけた方は、

#橋本ゼミのベンチみーつけた

でSNSに発信してください。

最後に

 最後までお読みいただきありがとうございます。
そして、学祭にお越しいただいた皆様、スンドゥブを購入していただいた皆様、湧水公房さんをはじめインタビューにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 私たちの活動を通して、少しでも大山とうふに興味を持っていただき、日常の中で豆腐を見たときに思い出していただけたら心よりうれしく思います。大山とうふが地域団体商標を獲得し、さらなる伊勢原市の発展を今後も応援していきたいと思います。

橋本ゼミ12期生:橋本悠矢 13期生:高木菜歩 青栁小春 櫻井陸

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