再度、アナログツールでの広告を考える。 フライヤーによる宣伝と「形作る」こと。

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2014年11月の産業能率大学の学園祭である瑞木祭で橋本ゼミは、リアル体験型ゲーム「奪われたCCを取り返せ -アノ伝説ノ妖怪ヲ調査セヨ-」を行った。その宣伝活動として私たちは表に体験型ゲームのイメージとなる絵、裏にゲームの説明と私たちのゼミの紹介が書いてある以下のようなフライヤーを作成した。

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フライヤーを作成した理由

フライヤーを作成した理由は、FBやWebサイトなどのネットを使った宣伝方法は、大学に来校する前には有効だが、当日来場したお客さんに対しての宣伝効果が薄いと感じたためである。また、学祭には研究発表や模擬店が多くあり、そこに来場したお客さんはそれらの情報によって、情報過多となってしまう。そのため、お客さんが自発的に探さなくてもこちらから見せること、触れることで宣伝することが出来るフライヤーを作成した。

フライヤーの役割

学祭に来場したお客さんへの狙いをアメリカのローランド・ホールが提唱したAIDMAを使って心理状態別に分類する。

スクリーンショット 2015-03-09 17.39.09

学祭開催当日に配布するという事を想定していたため、認知さえしてもらえればスタッフが内容や面白さを説明することが出来ると想定して今回のフライヤーは、?のお客さんを?のお客さんに変えることを目的として作成した。そのため、目立つものとするためにゲーム内容の説明は裏面に留め、表面をすべて体感型ゲームのイメージを表す絵とした。

フライヤー作成での問題点

フライヤーの問題点は大きく分けて2つあった。

    1. 1.フライヤーを作成するのに時間がかかってしまったこと
    1. 2.フライヤーの発注が遅れたことによる事前の宣伝ができなかったこと

1.フライヤーを作成するのに時間がかかってしまったこと

まず、フライヤーを作成するのに時間がかかってしまったことは、各自の思っているイメージをうまく表現できなかったのと、そのイメージでフライヤーを作れる技術がなかったことである。自分の中ではイメージができているがチームでの意見交換をする際にうまくイメージを説明できずフライヤーの全体の方向性が決まらず、一つ一つを決めていこうとするがそのイメージをフライヤーで作れず、イメージを変えるなどを繰り返したため時間がかかってしまった。私のイメージは階段を登って神社に向かっているところをフライヤーにしたかった。このイメージにしたかった理由は階段を登った先が教室にしたかったからである。つまり、フライヤーをもらった人が私たちの教室に来るまでを表現したかった。

名称未設定
当初のラフスケッチ

2.フライヤーでの事前宣伝ができなかったことについて

事前の宣伝アイテムはFB・HPなどを活用していた。フライヤーは作成や発注が遅れてしまったが、当日の宣伝アイテムであるフライヤーも事前の宣伝アイテムとして活用できていたら良かったと思う。FB・HPは利用している人も多いため広い範囲の宣伝効果を期待できるが使っていない人には全く宣伝できず、検索されなければ宣伝効果は出ない。フライヤーが広い範囲の宣伝効果は期待できないが、狭い範囲の宣伝効果は期待できる。

例えば、学校内ではポスターとして掲示すること、学校外にも協力をしてもらいポスターを掲示することで、瑞木祭を宣伝するとともに私たちの行うゲームや私たちのゼミを宣伝することができる。FB・HPより範囲は狭いがいろいろな人に見てもらえる効果はあっただろう。
しかし、発注するのが遅くフライヤーを当日配るだけになってしまった。他の大学よりキャンパスが小さいため、瑞木祭に来られた方には宣伝ができたがフライヤーの宣伝効果を最大限発揮できなかったと思う。

振り返り

今回、大きな問題点はイメージを伝えられず作成する技術もなかったこと。もし、私たちに技術があったらどう変わっていたのだろう? 勉強すればできたのではないか? そういった疑問が出てくる。私たちは初めから難しいと決めつけていた。例えるなら、それは初めてパソコンを使う感じに似ていた。初めてパソコンを使う時、何をどのようにすればいいのか? 一回はそういう経験があると思う。高校までパソコンをあまり使ってこなかったのでパソコンの授業で友達ができているとできている子との差を感じたりしていた。

しかし、大学に入ると私も少しずつできるようになってそのような差は感じなくなってきた。多分、私は今回も差を間違えていた。できるのかできないのか。この差は大きいと思う。やり方を知っていれば確実に変わっていたと思う。できないものをできるものにする。それは難しいことのように聞こえるが実は難しくないのではないだろうか。ちょっとしたスキルと少しの努力、きっかけさえあれば超えられる壁だと思う。

2年 武居勇介
2年 王 中澤

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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