リーダーは嫌われる「役」か?嫌われる「人」か?

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こんにちは。5期の角田です。

11月11,12日に産能大の学祭「瑞木祭」が行われました。その中で橋本ゼミは世界的な社会問題「SDGs」ついて研究し、それについてのワークショップを実施しました。

私達は、ゲーム班、広報班、ユニフォーム班に分かれて作業に臨みました。その中で私は、広報班のリーダーとして活動をしました。

本記事では広報班の振り返りと、リーダーを務めて考えたことについて書きます。

広報班の振り返り

広報班は私を含む、5期5人、6期6人の合計11人で活動しました。

今回広報班は、フライヤーとオリジナルポケットティッシュの作成、Facebook記事の執筆、さらには母校に訪問をし、宣伝活動を行いました。

当日は集客のため、フライヤーとポケットティッシュの配布と呼び込みを行いました。

その結果、他の班の協力もあり、200人を超える数のお客様にご来場していただきました。
当初広報班で設定していた目標が「高校生100人」だったので、当日来た高校生は少なかったものの数字的には大成功と言えます。

しかし、私は瑞木祭終了後もなんだか煮え切らない気持ちでいっぱいでした。
ゼミ目線では大成功間違いなしなのに、それは何故なのか?

それは、私が広報班でリーダーを務めていた過程に、問題があったためです。

リーダーを務める上で、恐れていたこと

200人以上の来場者に、チームとしてゼミが団結し始めるきっかけになった今回の瑞木祭。
しかし私自身後悔がありました。何故後悔が残ってしまったのか?

それは、

“リーダーとして嫌われることを恐れた”ためです。

皆さん、ダメなリーダーや上司と言われたらどんな人物を想像するでしょうか。
厳しすぎる人?命令を押しつける人?それとも仕事ができない人?

いえ、1番は、優しすぎる人ではないでしょうか。

リーダーは組織を主体的に動かしていき、尚且つ結果を出すことに全力を傾けます。

その中で、メンバーの能力を十分に引き出すため仕事の配分に気を遣い、起用法もよく考えなければなりません。時には厳しく接し、難しい仕事も勇気を出して任せることも必要でしょう。

しかし私はそれができませんでした。

厳しくしすぎたら仕事がきつくなり、

「あの先輩厳しすぎるよな」
「こんなことになるなら入らなければ良かったよ」

となるのではないか、と考えてしまったのです。

その結果、特に大切な仕事は昨年の経験がある5期生を中心に回し、途中から加入した後輩はそのサポートや簡単な仕事ばかり。

能力が高い後輩もいたはずなのにその力を十分に発揮させてあげられず、やりきれない準備期間となってしまいました。

「自分はなんのために広報班にいたのだろう?」

と、思ったメンバーもいたことでしょう。

私はチームとして、厳しさを避け仲良くなることを優先的に考えてしまい、仕事をする上での仲間という重要なことを疎かにしていました

その結果、やりきれないメンバーも多く出てしまい、それと同時に私の善意が仇となる状況になってしまったのです。

嫌われる「役」

さて、この嫌われる役というキーワード。
タイトルにもしましたが、これが本記事のカギです。

というのは、私は広報班のリーダーを務めるにあたり、この“嫌われる役”を目指すべきではなかったのか?と感じています。

ここで言う嫌われる役とは、その時は不満を持たれるが後々からその不満を満足に変えることが出来る人です。その時だけ、嫌われるのです。

私の経験で例えてみましょう。
昨年も私は広報班でした。先輩についていきながら、仕事に取り組んでいました。

しかし、当時の広報班の先輩に、仕事のことから先輩に対する態度のことまで個人的に注意を受けることが多く

その時は、
「この先輩、なんで自分にばかり怒るのだろう」
と正直不満を感じていました。

しかしその注意は、後輩を持った今思い返してみると、あれは先輩の善意だったのか、と振り返ることができます。

なぜなら、入ったばかりの頃から難しい仕事に向き合うことで、いざ自分が上の立場になった時役立っていますし、先輩に対する態度を注意されたおかげで今、後輩の気持ちを理解し、コミュニケーションを取ることができているからです。

自分が後々困らないよう、当時の先輩はあえて自分に厳しく接してくれていたのです。

このように、嫌われる「役」を目指すことで仕事でも結果を求めやすく、尚且つ周囲から慕われる良いリーダーになることができるのはないでしょうか。

そのことを思いついたとき、そのような人物像を今年は自分が演じられればよかったと後悔しました。それと同時に、学園祭というゼミ内で後輩に自分の意思を伝えることができる貴重な機会を逃したことを勿体なく感じました。

しかし今回の失敗により、また機会があったらリーダーという役職に挑戦したいと思うようになりました。子供の頃から組織のリーダーになることは避けていた私ですが、瑞木祭という壁を乗り越えたことにより、新たな自分に出会えた気がします。

そして将来自分が目指したい人物像も明確になってきました。

まとめ

今回は、広報班の活動を振り返るのと同時に、私の失敗や理想の姿を赤裸々に書き綴っていきました。

それにより、リーダーとしての選択や決断の重要性に気が付くことができました。

昔からリーダーとは無縁だと思っていた私ですが、今回をきっかけに、今後も人の上に立つ役割を目指していきたいとも思えました。

また、今回私が経験して考えたことを皆さんに、そしてなにより来年ゼミの中心となる後輩にブログというツールを通じて知ってもらいたいと考えました。

好かれることばかりを考えていては、勿体なく思わないでしょうか?
執筆:5期生 角田 寛樹

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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