2015年、今あえて大学生が「希望」を語り合うこと

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世間がGWに突入する中、多くの大学で今週は通常通り授業を行っています。本学も今日も、明日も普通に授業を行っています。明日のゼミでは、他大学に出向き、合同ゼミを行うことになっています。

ゼミとして行う大枠は「映像をきっかけにして、何らかのテーマについて語りあう」というものです。橋本ゼミのメンバーが他大学の学生さんと交じった時にどんなテーマであればお互いに化学変化が起きるのだろうか? それをこの1ヶ月ほど考えてきました。

大学生という括りでは同じですが、やっている事、住んでいる場所、置かれた環境など多少なりとも違いがあります。コンペやディベートのような形にして、どちらが優れているのかを確かめることは趣旨が違うと思いました。何か、個々人にとって次のきっかけになり、ゼミとしても何らかのきっかけになるようなテーマを探していました。

今回は、あえての直球で勝負することにしました。テーマは「希望」です。
すでに、様々な観点から語られてきています。だからこそ、敢えてそのテーマについて対話を行ってきたいと考えています。

たとえば、既に15年前も前になりますが、村上龍は「希望の国のエクソダス」の中で以下のメッセージを出しています。

この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。

この台詞は、中学生の主人公が述べています。この物語は、2002年が舞台ですから、当時中学生13才だとしても26才になっている訳です。今の大学生はその下の世代と言うことになります。

小説の中の話ではなく、山田昌弘による「希望格差社会」の出版からも10年が経っています。状況は変わったのでしょうか? 良くなったでしょうか? 悪くなったでしょうか? それとも余り変化はない?

それぞれの立場からみた「希望」について、対話をしてきます。
GWの喧噪の中、どんな化学反応が起きるでしょうか。楽しみにしています。

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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