メディアの特性を活かし、巻き込む −長岡研究室のFBページからの学び−

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このブログを読んでくださっているみなさま、こんにちは。
産業能率大学橋本研究室3年の胃甲礼奈と申します。

私は、この橋本研究室で「プロモーション」を担当しております。
中でも、ソーシャルメディアを活用したプロモーション活動に重点を置いています。ゼミの「良さ」をもっと多くの人に伝えるにはどうしたらいいのだろうか。ソーシャルメディアを用いた情報発信にはどのようなスタイルがあるのだろうか。何か、秘策があるのだろうか。

その答えを探るべく、これまで同志社女子大学現代こども学科のgirlsmediaband玉川大学工学部の小酒井研究室名古屋情報メディア専門学校の元木研究室などの他大学のFacebookページを研究し、そこで見つけた新たな気づきをこのブログに書かせていただきました。

法政大学長岡研究室のカフェゼミに行った事ありますか?!

いいものから学ぼう!ということで始まったこのシリーズは、今回で4回目になります。今回、ブログでご紹介させていただくのは、法政大学経営学部、長岡研究室のFacebookページです。
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長岡研究室がある法政大学経営学部は、東京都のど真ん中、市ヶ谷キャンパスにあります。長岡研究室はこの大都会の中で、「創造的なコラボレーションのデザイン」というテーマを掲げ活動しています。

その長岡研究室の特徴としてもあがるのが「カフェゼミ」です。カフェゼミと聞いてみなさま何を思い浮かべますか。ご想像通り、カフェでゼミをやる。その通りです。では、何故、通常ならば学内で行うゼミ活動をわざわざカフェで行うのか。そう思った方は多いのではないのでしょうか。その答えは「新たな学びの場の可能性を探索していく」空間作りが期待されるからです。では何故そういう答えになったのか、こちらをご覧下さい。

「固定的な意味を付与されてきた活動も、それを別の場で展開すると、意味をかたち作ってきた境界線が揺らぎ、新たな可能性が見えてくることがあります。ゼミという活動もカフェという場に移すことで、見えてくる何かがあるはずです。」(Facebookページより/

時系列をさかのぼりますが、長岡研究室は昨年の6月14日に行ったカフェゼミについてのブログでこう書かれていました。

次の開催は12月12日(木)!

カフェゼミでは一体どんなことをしているのか気になるところですよね。今年に入り7回開催されています。

4月18日 「創造的なコラボレーションのデザインって何だろう?」
5月23日 「シゴトとアソビの境界線」について考える」
6月13日 「私とゼミの関係について考える」
7月4日 「「プロジェクト」を通じて何を学ぶか」
9月26日 「食とコミュニケーション」
10月24日 「オープンなコラボレーションの可能性を考える」
11月21日 「フィールドワーク + カフェゼミ」

テーマは上記の通りです。こちらには、長岡研究室の学生だけでなく、一般の方や企業の方、他大学の学生など誰でも参加することができます。私は興味のある回がいくつかありましたが日程が合わず行けませんでした。
でも、長岡研究室のソーシャルメディアの使い方に工夫が取り入れられているため、私も会場には行けませんでしたが、画面を通して学びを提供していただくことができているのです。

その工夫というものの1つに、togetterがあります。これは、twitterのwebサービスで、設定した一つのテーマについてtwitterのつぶやきをまとめることができます。大人数でも使用が可能であり、講演など聞いている時やイベントの最中に「1つのノートをみんなで作り上げるようなイメージ」であると、facebookページでは紹介されていました。

 Twitterでのつぶやきをまとめる上でのポイントは、カフェゼミの参加者を巻き込むということ。
通常、ソーシャルメディアでの情報発信は特定の決まった人が行うように思います。ですが、このtogetterの導入により、参加者一人一人が発信者になり思ったことを自由につぶやき、メモをとっています。これにより多くの参加者の準備時の様子や、カフェゼミ最中の臨場感などを発信することができるのです。この場合、考える場は、会場だけでなく、web上に存在することになります。これが新たな考えを創造するきっかけになるのではないかと思います。

さらに、これに加え毎回のようにブログの更新がされます。ブログの更新頻度の高さもこの長岡研究室の特徴だと思います。一つ一つの言葉が丁寧でとても読みやすく、感銘を受けた言葉や刺激になった出来事など記述されています。

このように、イベントが行われると、Facebookページには、togetterの内容、そしてブログという流れでまとめられます。同じ情報を異なるソーシャルメディアで発信するのではなく、各ツールの特性を活かしてまとめられています。この発信の仕方にも、研究室のテーマでもある「創造的なコラボレーションのデザイン」が活かされているように思います。

良さを引き出すためにどう工夫するか!

私は、長岡研究室のfacebookページは、togetter等のブログをみんなで発信することで自然に「発信者が一人一人の振り返る場所」を作り出し、同時に発信者が多いため個人が一人で発信するより多様なものになっていると思いました。

また、人は「楽しい」ところに行きたい、身を置きたいと思う傾向があると思います。長岡研究室のFacebookページをみて、率直に「楽しそうだ」と感じました。それは、togetterやブログなどを長岡研究室の人がその場で得た学びを楽しそうに書いているからです。はじめにも書きましたが、ゼミ生、長岡先生、イベントの参加者全員で発信をしています。私たち橋本研究室もこのように多くの人を巻き込んだ「発信」をしていきたいと思いました。内輪ではなく、大きい広がりを持てるFacebookページを作れるように、もっと勉強をしていきたいです。最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございます。これからも、宜しくお願いいたします。

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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