未来へのメッセージ ~デザインに秘められた可能性~ 

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 こんにちは。デザイン班の井上と小林です。2015年11月7、8日に瑞木祭が行われ、今回橋本ゼミでは、「21世紀型スキル」をテーマにした「ILIOS」という体験型ゲームを行いました。私たちはこのテーマに沿って、2015年度の新たなユニホームをデザインしました。

 uniform

 上の画像が、今回私たちがユニホームにデザインしたものです。なぜ私たちがこのデザインにしたのか、デザインと機能性の関わりは何か、来年のデザイン班に向けてのメッセージをこの報告書にまとめていきたいと思います。

ユニホーム作成に当たって

 私たちはユニホームを作成するに当たって、なぜ毎年新しいユニホームのデザインを作成するのか、その意義を考えました。

ユニホームとは
「ユニ(単一の)とフォーム(形)の合成語で、制服のこと。日本語の語感では、制服より適用範囲が限定されており、より近代的なイメージが強い。とくに競技用スポーツ服では、機能的には制服の一種だが、ユニフォームと称するのが普通である。1962年(昭和37)に財団法人日本ユニホームセンター(現日本ユニフォームセンタ-)の設立がきっかけとなって、デザインや機能性に優れた、新しい事務服や作業衣が提案されていた。職場の制服もユニフォームとよばれるようになり、企業宣伝の一要素として活用されている。」(日本大百科全書の解説)

 ユニホームは、何かの集団の統一を示すものという意味であるので、ユニホームを作成することは、私たち橋本ゼミという団体を示す一部であると考えました。そして、毎年同じ形のパーカーに統一しデザインだけを変えているのですが、この理由としては、伝統を残しつつも、年度ごとの私たちの個性というものを出していきたいと考えたからです。デザインとしては、さらに一人ひとりの個性を引き立たせるために、自分のイニシャルのワッペンを好きな位置に貼って全員違うデザインとなっています。

 また、私たちは始めに、伝統的なパーカーではなく、新しくビブスにしようという案を出しました。しかし、瑞木祭は11月の少し肌寒くなってくる季節だったので、パーカーであれば、温かく機能性にも優れているという考えにより、今年もパーカーにしようという結論にいたりました。

今年のユニフォーム(タイトル) こんにちは!広報班の中村拓史です。 瑞木祭で橋本ゼミが着用するユニフォームが届きました! ユニフォームの色は白です。今回の橋本ゼミの舞台は10年後の世界、未来というのは何色に染まるかわからないので…

Posted by 橋本研究室 on 2015年11月5日

 今回ユニホームを作成することを通して、私たちは団結感がありつつもどれだけ一人一人の個性が出せるかが重要だとわかりました。また、デザインには機能性が大きく関わっていることに気づきました。そこで、デザインと機能性にはどのような関係性があるのか考えていきたいと思います。

デザインと機能性

 デザインと機能性にはどのような関わりがあるのでしょうか。CLUB OZONEが行ったデザインの役割についての意識調査によると、一般生活者は
【形として美しい物や機能性の高い物】を優れたデザインだと判断しています。

 多くの人が、見た目が悪い物よりも良い物の方が、機能性があると考えるでしょう。例えとして言えば、iPhoneシリーズは、新しい良い機能が増えていくに連れて、デザインも更に洗練され且つ使いやすくなっています。逆に言うと、デザインが良くなるに連れて機能性も良くなっています。

 団体のユニホームと聞くと、目立たせたりインパクトが強かったりするものが多いと思います。しかし、私たちは白を基調にしたシンプルなデザインで、着やすく、見る人にも爽やかなイメージを与えられたのではないかと思います。これも、デザインが機能性と大きく関わっていると言えるのではないでしょうか。

今後のデザイン班に向けて

 今回、私たちがデザインを考えるに当たって苦労した点が、少ない情報でいかに良いデザインが作れるかという点です。ゲーム班により、出来上がったゲームを基にデザインを作成することはとても簡単なことだと思いますが、それでは本番まで間に合い結果となってしまいます。いかに少ない情報で、イメージを膨らませデザインするかが鍵となっていきます。
 
 私たちは、初めにデザインするに当たって「21世紀型スキル」という主題だけでデザインをしようとしていました。「21世紀型スキル」について理解できていなかった私たちは、デザインすることができず、なかなか行動にも移せませんでした。私たちの大きな反省点は、ゲーム班とのコミュニケーションが足りなかったところです。来年以降のデザイン班には、ゲーム班とのコミュニケーションを多く取ってたくさんの情報共有をしてほしいです。そうすることで、デザインのイメージ幅も広がり、且つ良い物に仕上がるのではないでしょうか。

まとめ

 ユニホームを作成することは、その団体の特徴や雰囲気表情の見え方など、大きな印象を与えるものだと思います。デザイナーでもなく、ましてやユニホームを作成することさえも初めての私たちでしたが、今回ユニホームのデザインを考えることが、橋本ゼミについて考えることに繋がったのではないかと思います。今後ユニホームを作成する人は、その団体の良さをうまく表現してみてはいかがでしょうか。
最後までご高覧頂きありがとうございました。

参考文献
デザインの必要性を考える【デザインとは】
     http://creators-manual.com
  ユニホーム 日本大百科全書
     https://kotobank.jp

執筆:橋本ゼミ4期生 井上遥太 小林莉穂

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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