このフライヤー報告書を見るときっと作りたくなってしまう

はじめに

 2015年11月7、8日に産業能率大学の学園祭である瑞木祭が行われました。今回、橋本ゼミでは近未来の世界をイメージしたカードゲーム「ILIOS」を行い、私たちはデザイン班のフライヤー担当としてフライヤーを作成し、宣伝活動を行いました。

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1.なぜ瑞木祭でフライヤーを作成したか

 ネットを使った宣伝としてFBページや特設サイトを作りましたが、ネットを観ないで来場したお客さんには何を行っているかはわかりません。また、ネットを見て来場してくれたお客さんも、他のゼミの案内を見て興味が薄れてしまう可能性もあります。そのため来場者に確実に興味を持ってもらうためにフライヤーを作成しました。

 マーケティング戦略にプル・プッシュ戦略というものがあります。プル戦略は、宣伝する対象を全面的に押し出さずに顧客が自ら売り手にアプローチするように仕掛けるもの。プッシュ戦略は、宣伝する対象を全面的に押し出し、顧客に売り手がアプローチする戦略です。

 これを今回の宣伝方法に当てはめると、ネットでの宣伝がプル戦略、フライヤーでのプッシュ戦略となります。フライヤーを使ったプッシュ戦略のメリットとしては、人が直接説明するため応用が利くこと。また、宣伝したいものを積極的にアピールできることです。
 
 逆に、デメリットとしては、宣伝できる範囲、時間が限られること。以上から、学祭でのフライヤー配布は学内という狭い範囲・2日間という限られた時間での宣伝として向いていると考えました。

2.ネット・SNSとフライヤーの比較

 フライヤーは見てもらうものではなく、自ら手渡して見てもらう。または貼ってあるものを通りすがりに目にしてもらう宣伝手段です。現代的な宣伝手段としては、ネットやSNSを使った宣伝がありますが、橋本ゼミではネットでの宣伝とフライヤーでの宣伝の両方を実施しました。
 

ネット・SNSとフライヤーの役割の比較

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 今回の瑞木祭では、前日までの宣伝をネット・SNSでの宣伝、当日の宣伝をフライヤーと役割を分けて行ったので、ある程度の効果は得られたと思います。

 しかし、フライヤー作成時の反省点として、当日配布したフライヤーに興味を持ってもらえなかったことと「センス」という言葉の意味をはき違えていたことが挙げられます。また、ゲームの内容を説明することに重点を置いてフライヤーを作成したので、見た目のインパクトに欠けてしまったことが原因であると考えています。その原因を解決するためにも「センス」という言葉の意味を深く理解することはとても重要だと感じました。

3.振り返り

 今回のフライヤー作成を通じて感じたことは、「スキル」と「センス」の必要性です。フライヤーを作成する上で必要な「スキル」とは、画像を加工したりする技術的なものであり、これは学べば身に付くもの。一方、「センス」とは生まれ持って人に備わっている能力で、どうすることもできないもの・・・と考えていました。

 そして、私たちがフライヤーを作る過程でなぜか前提として考えていたことがありました。それは、「新しいものを作る」「奇抜な作品を作る」ということです。そのためにはセンスが必要不可欠であると勝手に思い込み、「センスがないからできない」などと考えていました。この考えが、アイデアを制限し、作業時間を遅らせる要因となってしまいました。
 
 この失敗を踏まえて、今回の活動の後に「センス」ということについて考え直し、「センスは知識からはじまる」という本を読み、私たちの「センス」の認識は間違っていたことが明確になりました。
 
 「センス」に対する認識で間違っていた点は大きく分けて2つあり、1つ目は、センスは生まれつき持った能力ではないということです。本書では、書名通り「センスは知識からはじまる」もので、学べば誰でも「センス」は身に付くものと書かれています。

 1つの経験をすれば1つの知識がつく、そしてその知識の組み合わせがセンスとなるのです。そしてもう1つが、新しさと奇抜さを求めないということです。センスを磨くにはまず普通を知ることが最も重要ということです。普通の作品を作るということが目的ではありません。普通を知っていれば、普通からずらすことでありとあらゆるものを作ることができるのです。そのため最初にやるべきことは社会で普通とされている作品をマネして作ってみることです。

4.まとめ

 今回の活動から、フライヤー作成には、スキルとセンスが必要不可欠であることがわかりました。そして、フライヤー作成が失敗した理由は「センス」の意味を理解していないことに原因があると思いました。また、「センス」を身に付ける方法も学ぶことができました。
 その方法は「普通」を知ることであり、普通を知ることにより、悪いもの・良いものを判別することができる、それは良いものを作れるということにつながるということです。今回の経験も知識として蓄積されたので、次回またフライヤーを作る際は、この知識を生かしてセンスのある作品を作りたいと考えています。

参考文献:水野学(2014)「センスは知識からはじまる」朝日新聞出版

執筆:橋本ゼミ4期生 須藤 和磨 目黒 隆明

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