みなさん、こんにちは。橋本ゼミ14期の山谷です。
突然ですが、みなさんは毎朝の食卓に、どんなこだわりを持っていますか?
「毎朝健康のために、プレーンヨーグルトにジャムを混ぜて食べている」
「でも、成分表を見ると添加物や砂糖の多さがちょっと気になる……」
そんな風に、日々の体調やご家族の健康に気遣っている方はとても多いと思います。
私は美味しければそれでよしと考えている性格であるためそのような意識は全くございません。(笑)
実は、これまで自宅から大学がある伊勢原市の往復しかしていなかった私が少し寄り道をしたところ先日、みなさんの健康志向の価値観をガラリと変えてしまうような、特別なジャムに出会いました。
伊勢原市の大山で作られている「夢心亭(むしんてい)の柚子ジャム(内容量:200g)」です。
口に入るものは美味しければそれでよしと考えていた大学生の私が、なぜこの1瓶にこれほど心を動かされ、いまこうして読者のみなさんに「どうしても伝えたい!」と筆を執っているのか。大山の豊かな自然と、ある家族の温かいストーリーを聞いてください。
目次
きっかけは、「身近な人への優しい想い」だった

大山でお豆腐やジビエの料理店を営む夢心亭の相原さんにお話を伺ったとき、私の胸を最初に締め付けたのは、このジャムが生まれた優しすぎるきっかけでした。
約20年前、相原さんのおじい様がのどの病気を患ってしまったそうです。
「大切な家族に、栄養があって体に優しい流動食を食べてほしい」
その一心で、相原さんは最初に栄養価の高いおからを使ったジャムを開発されました。その「身近な人には健康的な食生活を送ってほしい」という強い想いが、今の柚子ジャム作りにもずっと息づいています。
「すべてを健康に良いものだけにするのは難しいけれど、このジャムがその第一歩になれば」
相原さんのその言葉を聞いたとき、私はハッとしました。普段何気なく口にしている食べ物の向こう側には、こんなにも温かい「誰かを想う気持ち」があるんだと、初めて知ったからです。
知っていましたか?「柚子茶」と「柚子ジャム」の決定的な違い

食の裏側について勉強を始めた私は、夢心亭のジャムの成分表を見て、市販のものとの圧倒的な違いに驚かされました。
読者のみなさんは「柚子茶」と「ジャム」の違いをご存知でしょうか?
日本の法律では糖度が40%以上あれば「ジャム」と呼べるのですが、市販されている多くのサラッとした商品は水分が多くて糖度が低いため、実は「柚子茶(果実加工品)」として売られています。
それに対して、夢心亭のものは正真正銘、濃厚な「ジャム」です。
添加物を一切使わずに、柚子本来の水分だけでねっとりとした贅沢なジャムに仕上げているため、5年前に商品名を「柚子茶」から「柚子ジャム」へと正式に変更されたそうです。
【私が感動したこだわり】
- 材料は「柚子」と「砂糖」だけ!
ゼリー状に固めるためのペクチン(増粘剤)や着色料、防腐剤は一切ナシ。 - 果肉まで丸ごとペースト!
他の果物でかさ増しせず、柚子100%。だからフタを開けた瞬間の爽やかな酸味と贅沢な苦味が段違いです。
和食の世界では、柚子は1年中欠かせない名脇役。相原さんは「その土地のもの同士を掛け合わせると、不思議と味がぴったり合う(風土×FOOD)」と教えてくれました。大山の豊かな風土そのものが、この1瓶(200g)にぎゅっと詰まっているのだと、お話を聞いて深く納得しました。
「遠くのお店には並ばない」からこそ、僕たちが動いた
これほど身体に優しくて美味しい夢心亭の柚子ジャムですが、実はスーパーなどの市場には滅多に並びません。そこには「1/3ルール(さんぶんのいちルール)」という流通の厳しい壁があることを、私たちは学びました。
店頭に置ける期間がすごく短い手作りのジャムは、遠くのお店に置くことができません。さらに相原さんは「口に入らないことには、本当の良さは宣伝にならない」とも仰っていました。
「こんなに素敵なストーリーと本物の味があるのに、みんなが知らないままでいるなんて、もったいない!」
「専門知識はないけれど、私たちだからこそ、みんなの口に届ける架け橋になれるんじゃないか」
そう思った私たち橋本ゼミは、7月の大学の納涼祭で、この柚子ジャムを贅沢に使ったオリジナルの「柚子ジャム茶(300円)」を販売するチャレンジをしました。
納涼祭で150杯完売!私たちの声が届いた瞬間
当日はとても暑い日でした。僕たちは、すっきりとした無糖紅茶に、濃厚な夢心亭の柚子ジャムを合わせた特製ドリンクを用意し、ブースに立ちました。

「飲みやすくて柚子と紅茶の相性抜群!」
「添加物が入っていないなら、家族にお土産で瓶ごと買って帰りたい!」
通りかかる学生や教職員、地域のみなさんに、私たちが相原さんから聞いて感動したストーリーと成分のこだわりを一生懸命伝えたところ、次々と嬉しい言葉をいただき、まさに健康に気を使うたくさんの方々の心に届いていくのを肌で感じました。
結果は、目標個数140個に対して、なんと150個を販売して見事に完売・目標達成。

ただ商品が売れた嬉しさだけでなく、相原さんの想いと読者(お客さん)のみなさんの健康を、自分たちの手でつなぐことができたという、何にも代えがたい感動がありました。
最後に:あなたも毎朝の食卓に、大山の「本物」を添えてみませんか?
「大山は本当に食材に恵まれているけれど、地元にいると意外とその魅力に気づきにくい」と相原さんは語ります。大山は新規で家を建てられないため人口流出という課題もありますが、一度伊勢原を離れたからこそ、地元の素晴らしさに気づいて戻ってくる人も多い、温かくて魅力的な街です。
私は出身が東京であり大学に通うまでは伊勢原のことは全くと言っていいほど存在を認知していませんでした。まだ伊勢原を知って3年弱ですが食の魅力や地元の方の工夫など発信していかないのはもったいないと感じています。大学生として何ができるかと考えたとき、納涼祭といった大学のイベントで伊勢原の物と関わる機会を生み出したいと思いました。
夢心亭さんでは月ごとにメニューを変えて旬の味を提供したり、お祭りでご当地グルメを披露したりと、常に地元を盛り上げています。近くの「茶珈(ちゃこ)」というお店でも、この柚子ジャムが使われているそうです。
この記事を読んで「明日の朝のヨーグルトに、あの本物の柚子ジャムを混ぜて食べてみたい!」と思った方は、ネットショップや伊勢原駅近くの「くるりんハウス」でも購入できます。
そしてぜひ、大山にある夢心亭さんにも足を運んで、美味しいお豆腐料理やこだわりを直接体感してみてください。
私の心を動かした大山の「本物の味」が、あなたの毎日の食卓を、今よりもっと優しく、豊かにしてくれるはずです。
執筆:橋本ゼミ14期 山谷一斗

