地域コミュニティをツールに楽しい市民生活を送る方法~横浜から伊勢原に移住して2年目の大学生が語る~

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はじめに

こんにちは。橋本ゼミ7期の佐藤です。

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私は、2年前に大学進学とほぼ同時に、横浜市戸塚区から大学がある伊勢原市に移住してきました。伊勢原市に住み始めた頃の商業に対する正直な意見は、「特化したお店はないけれど、不便はしない」でした。なぜなら、スーパーやレストラン、カラオケに病院など、生活をするうえで必要なものは揃っていたからです。しかし、伊勢原市の商業振興事業プラン策定に携わったことをきっかけに、伊勢原市の商業が抱える問題を知りました。

私なりに問題解決に向けて何か貢献できないかと考え始め、商店街の利用を始めました。

そこで出会った人々との交流を通じてできる地域コミュニティの楽しさや重要性を知り、今では、「特化したお店はないけれど、楽しい街を生む必要な存在」と私の中で意見が変わりました。

このブログでは、“地域コミュニティ”を1つのツールにした楽しい市民生活について経験をもとに紹介していきます。

伊勢原市の気づけない課題

伊勢原市は、人口約10万人の東京郊外のベッドタウンとしての側面が強い街と言われています。医師や看護師・薬剤師・病床数が神奈川県内で最も多い点(人口10万人当たり)(伊勢原市HP 2018)や駅前にはスーパーや飲食店・カラオケがある点、新宿まで約60分と利便性の高いベッドタウンとして普通に暮らすには不便しない街です。

しかし、この街には「商店経営の厳しい環境」という問題がありました。

理由としては、日本全体で課題とされる“少子高齢化”や“東京一極集中”によって商業者の高齢化や後継者不在化が挙げられます。(伊勢原市商工観光課 2018)

そこで、伊勢原市は、上記で述べた課題を受け入れたうえで、市の商業を振興させるために「伊勢原市商業振興事業プラン」を策定することになりました。策定にあたって、橋本ゼミは市から立ち聞き調査を委託され、商店街・大型店舗来訪者を対象に、来訪目的、使用金額、利用理由、本市商業への要望や希望等を把握することを目的に実施しました。回答内容や調査中の会話から質的に分析しました。

商店街に対する市民の聞こえない声

私は、調査の中で「商店街の良い点・悪い点はありますか」という質問を必ず聞くようにしていました。その質問に多くの購買者は、「特にない」という返答でした。

あくまで個人の見解ですが、「特にない」=「商店街を利用しないから思いつかない」や「考えたことがなかった」等々の潜在的な声に変換できると考えられます。なぜなら、私もその考えの一人であったからです。私は、以前スーパーしか利用しなかったので商店街との関りは皆無でした。そのため、良い点も悪い点も思いつかないのです。

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つまり、商店を活性化させるためのキーパーソンである市民の「特にない」という声は、商店街に対する興味・関心の低さを物語っていると言えます。

地域課題を自分ごととして捉える

これまで述べてきた、「伊勢原市商業の課題」と「市の商店街に対する市民の意識の低さ」に衝撃を受けたとともに、自分自身も商店街との関係性の低さを見つめ直しました。その時、これらの問題を「自分ごと」にしなければならないという感情が生まれました。

そこで、まずしたことは、“伊勢原市を歩いてみる”でした。すると、1年以上住んでいたのに気づかなかった素敵なお店、素敵な出会いが数多くありました。例えば、駅近くの八百屋さんでキュウリを買ったらおまけと言ってニンニクをくれたり、魚屋さんに行ったら今晩のおかずを一緒に考えてくれたり、オーガニック商品を取り扱うお店に行ったら、店主の人と意気投合してフェスのボランティアのお誘いを頂きました。

この時からです。なんだか、伊勢原市での生活が充実し始めたのは。

これが、私の地域コミュニティに少し頭を突っ込んだ瞬間でした。

地域コミュニティを育むことは、安全を育むこと

今では、街を歩いていると時々商店の人や市役所の人と会うと挨拶をする仲になりました。私は、一人暮らしをしてから周りに頼れる大人の存在が近くにいませんでした。しかし、地域のコミュニティに関わったことで、いざというときに頼れる存在ができました。

そのため、私よりも小さい子供たちは、より一層地域コミュニティに参加する必要があると思います。何か危険な目に合いそうなときに、商店の人が顔見知りだと安心して幼いながらに助けを求める判断ができると考えます。普段から、子供を連れて商店に行き家族ぐるみでコミュニティを育む必要があると私は、訴えます。

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地域コミュニティへの入り方

地域コミュニティは大切ということは、なんとなく理解して頂けたかと思いますが、じゃあどのようにして参加するのかについて考えていきたいと思います。

私は、市の商業問題と向き合ったことをきっかけに地域とかかわるようになりコミュニティを形成していきました。ですが、コミュニティへの参加は多種多様にあります。近所の人とあいさつをすることをきっかけにしても、何かのイベントに参加してみたことをきっかけにしても、単純にケーキがおいしいからケーキ屋さんに通ったことをきっかけにしても、コミュニティ参加の一歩です。そこから、様々なお話をしてみてくださいきっと楽しいです。ついでに、地域の課題とも向き合って「自分ごと」にしてみるとますます住み甲斐が出てきます。あくまでも、個人的な意見ですが。

最後に

伊勢原市に住み始めた頃の商業に対する正直な意見は、「特化したお店はないけれど、不便はしない」でしたが、伊勢原市の商業が抱える問題を「自分ごと」に感じてから、商店街の人とのコミュニティ(地域コミュニティ)の楽しさや重要性を知り、今では、「特化したお店はないけれど、楽しい街を生む必要な存在」と私の中で意見が変わりました。

私にとっての地域コミュニティは、何か困ったときに助け合える仲であり、一緒に何かに向かって取り組み、楽しめる関係だと身に染みて感じます。

自分の住んでいる町を住みやすい街・住んでいて楽しい街にするのは、行政や他人にお願いするよりも、まずは自分自身が行動する必要があるのだと思います。

その1つのツールとして地域コミュニティを利用してみてはいかがでしょうか。

参考文献

伊勢原市商工観光課2018年12月01日「伊勢原市商業振興事業プラン(案)」

http://www.city.isehara.kanagawa.jp/docs/2018112100066/file_contents/plan.pdf

執筆:橋本ゼミ7期生 佐藤美穂

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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