一歩踏み出すことで見えた社会活動という世界

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はじめに

初めまして、橋本ゼミ7期生の小室和也です。

私は橋本ゼミで伊勢原市活性化プロジェクトと瑞木祭でSDGsについて活動をしました。そこから、社会活動をすることの難しさと、それを体験したことで自分自身の未熟さに気づくことができたと思っています。半年間で得られた貴重な学びを皆さんにお伝えしていきます。

ゼミの活動と、そこから見えた課題

伊勢原市活性化プロジェクトは、伊勢原市や商店街の方々と橋本ゼミのメンバーで行われています。伊勢原市駅前の商店街の振興をすることで将来的な伊勢原市の活性化を目指すもので、市民への調査や、市役所の方々との議論を活発に行っています。

私は、夏休み期間に立ち聞き調査として、スーパーや駅前で、伊勢原市民の方々に伊勢原市についての様々な質問をさせていただきました。その中で、「活性化するためになにが必要なのか」という質問もしました。最も多かった回答は、「考えたことがなかった。」「このままでもいいのではないか。」という意見でした。伊勢原市の活性化を目指している私たちにとって、これは厳しい現実でした。伊勢原市の活性化には、商業や市の協力はもちろんですが、市民の方々が必要ないと考えてしまうと、市としては盛り上がっていかない、活動の足枷になる可能性があるのです。

瑞木祭では、SDGsをテーマとしました。SDGsとは、国連が定めた持続可能な開発目標のことで、2030年までに貧困問題や環境問題など、計17個の目標を達成するために定められたものです。現在、企業など様々な団体、人々がそれにむけて動き出しています。そんな中で私は、お客様にSDGsについて楽しく理解してもらうためのゲームを作成する、「ゲーム班」に所属しました。

その活動で最も難しいと感じたのは、どのようなお客様でも楽しく、なじみやすく、解きやすい問題の上、SDGsについて知ってもらえるといった、様々な要素をすべて兼ね備えた問題を作ることです。本番当日、お客様とその問題を解いていると反応が良く、「そうなんだ」といった表情や言葉を多くいただき、目的は達成できたと思いました。しかし、その一方で私は、「やっぱりほとんどの人が知らないのだな。」と考えました。

二つの社会活動をするなかで強く感じたことは、活動に関して興味を持つ人、知っている人が少なすぎるということでした。この課題は、社会活動をする上では非常に大きな壁になるものだと私は思いました。社会活動の難

伊勢原市活性化プロジェクトは商業の開発を行うもので、多くの人を巻き込むことで活発化することができます。SDGsも社会問題の改善を目指しており、特にごみ問題や平等問題は人々の理解を深めることが第一です。これらだけではありません。身近な社会活動といえば募金やボランティア活動。どちらも多くのお金や人の力を必要とするものです。多くの人の力を必要としている社会活動ですが、それを知らない人や興味を持たない人がおおいために困難に陥っていると思います。

そこで私は、皆さんに社会問題に興味を持っていただきたいと感じています。SDGsや、貧困地域への募金など地球規模で人を救えるものがあれば、伊勢原市活性化プロジェクトのように、自分の住んでいる地域の活性化に協力するということは自分や、自分の子供たちへの将来に投資しているということになるはずです。

社会活動は、駅前やインターネットで見かけることが多いです。活動を知り、内容を理解すればどの活動も素晴らしいものなので、皆さんもちょっとしたことから手を貸してくださるとうれしいです。

自分自身も知らなかった世界

みなさんに社会活動のことを知ってもらいたいと思う私ですが、つい最近まで自分自身、社会活動について全く知らず、興味を持っていませんでした。それは、「自分には関係ないことだろう」と決めつけて、参加するチャンスがあってもそれを素通りしてきたからだと思います。

今回のゼミの活動に関しては、メンバーの顔や、活動内容について何一つ知りませんでした。しかし、ゼミではこれまでの受動的な自分を変えていきたいと思い、社会活動に参加した結果、今ではそれが私にとって素晴らしい財産となっています。一歩新しい世界に足を踏み入れることで見える、新しい世界を感じることができました。「成長したい」「変わりたい」と思うならば一歩踏み出し、行動することが最も大切なことだと私は気づきました。

おわりに

私が橋本ゼミで感じたことは二つです。それは、「身近に行われている社会活動は素晴らしいもので、多くの方々に興味を持ってもらいたい」「一歩踏み込んでみることで見える世界がある」ということです。

考えてみると、この二つは皆さん、すでにご存知かもしれません。でも、「わかっているけど面倒くさいし」や、「失敗したらいやだな」と思って行動に移せていないということはありませんか?私は一歩踏み出してみたことで経験できた、これらの活動に誇りと自信を持っています。さらに、関わっていただいている皆さんに感謝しています。この経験で自分の世界が大きく広がったと確信しています。

また、どちらも社会活動に参加して気づくことができましたが、この二つの気づきは、様々な場面で言えることができます。常に意識しておくことで、新しい自分の力や才能、価値観の違い、知らなかった人々に出会うことができると思います。皆さんも自分の能力や考えにとらわれず、まずは一歩踏み込んでみると、新しい世界が見えてくるかもしれません。

執筆:橋本ゼミ7期生 小室和也

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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