強さって、何? 20年生きて見出した、強さの在り方と生き方

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はじめに

 こんにちは、橋本ゼミ6期の福島です。

ここ数年は寒暖の差が激しく、日本の四季が二季になったように感じられますね。私が一番好きな季節は秋なのですが、最近見かけませんね。秋。どこいっちゃったんでしょうか。

まあ、それはさておき。

 突然ですが皆さん。学生時代のアルバイトの面接や就職活動の時に、こんなことを考えたことはありませんか?

「自分の強さって何だろう」

 これは一生付きまとう問題かもしれません。本記事ではそんな「強さ」について、私の経験と考えを踏まえて書かせていただきます。

自己紹介

と、その前に私がどういった人物なのか、軽く自身を振り返りながら書かせていただきます。

先ほど少し書きましたが、私は産業能率大学 情報マネジメント学部 橋本ゼミ所属の2年の福島 昌悟といいます。
好きな食べ物はお刺身、嫌いな食べ物はトマトです。トマト好きな人には申し訳ないですが、とてもじゃないけど食べられません、トマト。一生食べないと思います。
好きな女性のタイプは年上です。

さて、こんなことを書いている私がどんな人物かといいますと、とてもニート気質な人間です。昔から学校や勉強、働くことが嫌いです。思い返してみれば、中学の時は学校に行かずに遊び回っている時期もありました。お恥ずかしい話ですが。

そんなニート気質な私ですが、昔から一貫してやっていることがあります。
それは、「これをやってみたらどうなるのだろう」を実際にやってみることです。

というのも私、昔から好奇心が旺盛な方でした。気になったことは大体行動に移して、結果まとめて次に繋げてきました。
同年代に対してこういうテンションで話しかけたらどうなるのだろう、先輩に対して礼儀を尽くして接したらどうなるのだろう。逆に先輩に対してめちゃくちゃフランクに接したら?引き篭もってみたらその時の心境は?復帰にかかるまでの時間と動機は?逆にずっと外で遊んでいた時の心境は?他人からどう見られているのか?
修復の効かない関係になったり、とても仲良くなったり、病んだり活発になったりなど、その時々の環境と要因によって様々な結果を生み出しましたが、実際に実行し経験をしたため、それらは全て私の中でかけがえのない財産となり、人生に活かされています。

そんな風に一種の実験とも言えるようなものをしてきた私が、強さとは何かについて考えてみました。

強さ

 私が思う「強さ」について。

 私の強さは「自分を強く見せることが出来る」ことです。
それって強さなの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。

強さです。

 自分を強く見せることで何が起きるか。それは、周囲の対応の変化です。

第一印象が大事とはよく言いますが、最初の印象が「この人は能力がある人だ」というものだと、自分自身の行動の幅が広がります。
例えば、自分の思惑通り、周囲に能力のある人だと印象付け出来たとします。すると「この人は出来る人だからこの仕事を任せよう」、「いい人だし仲良くしたい」という風に、能力がないと見られた人に比べて周囲の対応が良いものになります。ここで言う能力とは、コミュニケーション力などの対人能力も含みます。

 現に私は橋本ゼミに所属するにあたって、この印象付けを行い、自身が活動しやすい環境を作ることが出来ました。
ゼミに所属して最初の大きな活動が瑞木祭という産能の学園祭でした。その学園祭の準備期間から私は仕掛けました。

 まず、私は同期よりも先に先輩や先生と仲良くすることを心掛けました。今後の動きやすさに関わってくると考えたからです。3年生のゼミに参加して先輩たちと交流をはかったり、学校に残って瑞木祭の準備をするときにあえてゼミ室など先輩や先生がいるところにいって作業をしたり、とにかく話す機会を増やす事、そして仕事をしている場面を他者にアピールする事を意識して行動しました。すると、目論見通りとでもいいましょうか。

先輩方からは名前と顔を覚えていただき、仕事を任される機会が増えたのです。

 しかし、私が印象付けを一番意識して起こした行動は別にあります。
それは、ゼミの先生と1対1で対話をすることです。

 組織のトップからの評判が良ければ、その評判を聞いた人から見た私は、本当に使える人かどうか、または使える人だ、という視点で見られるようになります。その為、私は印象を良くするために、橋本ゼミという組織のトップの先生と対話をし、自身の評価を上げました。
この対話の際にもレベルの高い人材だと思われるよう、あることを意識しました。それは、相手のフィールドで話をしないことです。知識とか経験といった面で話をすれば確実に私は先生に劣っています。その為、人生観や考え方といった、私の中でも秀でている面で対話に臨みました。その結果、私は狙い通り一目置かれる存在となり、先輩方からの印象が良くなり行動の幅が広がったのです。

 つまるところ、先述した印象付けを行うことによって、周囲の人と馴染みやすい関係を作り、組織の中でレベルの高い仕事を割り振られる可能性が高まるのです。周囲より一歩進んだスタートラインに立てるため、行動の幅が広がると言えますね。

 ただし、これには1つの大きなリスクが伴います。勘のいい皆さんはお気づきかもしれません。
そうです。「実力が伴っていないとばれた時の反動が大きい」のです。先述した行動の幅が広がるというメリットもありますが、実力が伴っていないとばれたときの反動は想像に難くありません。時と場合にもよりますが、周囲から見放され、信頼を取り戻すのも時間をかけないと難しいでしょう。皆さんも今まで生きてきた中でそういった方を見かけた、もしくは自分がそういった経験をしたという方もいるのではないでしょうか。

 しかし、私の思う強さの本質はここにあるのです。

強さの本質

 私の強さの本質は「強く見せた自分に追いつく」ことです。

 私はプライドが高いです。一度周囲から強く見られたなら強いままでいたいと思います。弱く見られたくない、舐められたくないという感情が人一倍強いです。欠点にもなりえる一種の弱さとも言えるのかもしれません。
しかし、その高いプライドこそが、私が強さを追い求める原動力なのです。強いというポジションを築いたからにはそのポジションを死守しなければならないし、強いというブランドをアピールしたからにはそのブランドイメージを崩してはいけません。

 その為、私は先ほど述べた印象付けの後、与えた印象に劣らない実力を付ける為動きました。といっても、やることは大きく分けて2つだけです。

それは強く見せた自分で在り続ける事と、常に+αを求めていく事。

この2つです。この2つが出来ていれば、強く見せた自分は「本当の自分」になります。
強く見せた自分で在り続けるということは、周囲から期待されているレベルで動き続けるということ。常に+αを求めていくということは、求められた事に対してなんらかの付加価値を付けて返すということ。

これらを続けていれば、一時的にしか出せなかった高いレベルの力は、いつのまにかに普段の自分からも出せるようになっています。

こういった行動の結果が、強さにつながってくるのだと思います。

そして、私は世間一般的には弱さだと思われているものを、強さだと思っています。

それは、「臆病」なことです。

生き方

 臆病な自分に嫌気がさしたことがある、という方は少なくないのではないでしょうか。私も例に漏れずその内の一人です。

 何故私が臆病なことが強さだと思うのか。それは、臆病な生き方こそ慢心に繋がりにくいと思うからです。慢心はいつ如何なる時でも自分の中で大きな敵として潜んでいます。
 しかし一般的に弱さとされている臆病も、様々な側面を併せ持っています。皆さんはこんな事を思ったことはありませんか?

「心配だから、しっかりと準備していこう」

 ほとんどの人が思った事があると思います。これも一種の臆病さが行動に出ている面と言えます。しかしどうでしょう。その臆病さから出たしっかりと準備するという行動、結果を見れば大抵の人は良い方向へ転がっているのではないでしょうか。

 このように臆病というものは必ずしも悪い結果を生むわけではありません。臆病だからこそ、万全の体制を整えて臨む、臆病だからこそ先々のあらゆる可能性を考えて動く。内面に臆病さがあったとしても、周囲から見た自分は用意周到で抜け目のない人という評価がされていることもあります。

臆病なら臆病な人なりの生き方があります。ようは弱さも強さも「どう見せるか」次第ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私は端的に言って「見栄っ張り」「プライドが高い」「臆病」など一般的に嫌われる要素を多く併せ持った人間です。しかし私は周囲から評価され、好かれることが出来ています。
これがどういうことか、ここまで読んでくださった皆様方ならお分かりいただけると思います。

 改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。
本記事では強さを主テーマとして、強さとは何かについて書かせていただきました。

この記事を読んだ方は今一度、自身の強さについて考えてみて下さい。

自分の「強さの在り方」とは何であるのかを。

出来るだけ秘密事がないように赤裸々に綴ってきました。が、実は皆さんに秘密にしていたことが1つあります。

それは、私がこの記事を書くにあたり、ある裏テーマを持っていたということです。

その裏テーマとは、「弱さ」です。

私の中で明確に弱さと言えるものがあります。
自分の内面を人に知られたくない、自分の行動の指針ともいえる考え方を悟られたくないというものです。

改めて、最後まで読んでいただきありがとうございました。

これで私もまた一歩、前に進めそうです。

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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