誰にでもできそうでできないこと ~「慶応義塾大学 加藤文俊研究室 フィールドワーク展XⅢ たんぽぽ」に参加して~

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はじめに

こんにちは。4期の中村拓史です。2月に入り、プロ野球もJリーグも新シーズンに向けて、キャンプを始めましたね。プロ野球は3月からWBCが始まるので楽しみです。

さて、先日私は、去年も参加させていただいた「慶応義塾大学 加藤文俊研究室 フィールドワーク展」に参加してきました。初めは橋本先生からアナウンスがあり、参加しようとしていたのですが、土日はアルバイトが入っており、今回は行くのを諦めていました。ですが、何か自分の中モヤモヤしているものがあり、去年も参加して得るものは多かったし、今年も参加することで何かこのモヤモヤを解消するヒントを得ることができるかもしれないと感じ、最終日に参加することにしました。

そして、展示会に参加し、ある作品を見たらモヤモヤが晴れた気がしました。展示会に参加したら、モヤモヤが晴れた。話としてつながらないのですが、そうなのです。
これから、展示会の様子と一緒に説明していきます。

展示会の様子

この「慶応義塾大学 加藤文俊研究室 フィールドワーク展X Ⅲ たんぽぽ」は2月4日~6日の3日間、みなとみらいにある「BUKATSUDO」というシェアスペースで行われました。
会場に入ってみると、学生が多く、作品のブースごとに来客者と加藤研メンバーが作品についての話などをしており、程よくコミュニケーションを取っていました。

内装は去年と同様に内装などは温かい色合いでゆっくりとできる、とても居心地のよい内装となっていました。床や壁なども綺麗で、準備の際は、作品の展示だけでなく掃除にも力も入れているように感じました。

ここに展示されているものは、約1年から1年以上かけて研究したものをまとめた作品ばかりでした。また、在学生の作品だけでなく、OB・OGの作品も展示されていました。作品は、どれもインパクトのあるものでした。

どの作品もクオリティが高く、自分のこだわりを妥協することなく、小さなことを積み重ねていったような作品が多かったです。中には、2010年から準備した展示物や自分の一日の活動記録を分単位で記録したものなどもあり、どの作品も長い時間をかけ、丁寧に作られており、誰にでもできそうでできない作品が多かった印象を受けました。

展示会に参加してみて

この展示会に参加してみて私は、「自分動静」という作品が印象に残りました。「自分動静」という作品は、自分がその日に行った場所や自宅に帰ってきた時間などを分単位で事細かく記録した作品です。

私は、この作品を見て

この作品を作った人は、初めはなんとなく記録をしていたのが、気づいたら記録することが好きになっていったのではないかと感じました。記録が好きになっていったというより、毎日の日常生活が楽しくて、それを記録しているのが好きなのかもしれないとも思いました。それを貫き通したことにより、何かメリットがあったのだろうなと感じました。

また、だいたいの人は記録をしたとしても、1時間ごとなど大まかに記録していると思います。しかし、分単位で記録するということがこの作品を作った人のこだわりであり、見てもらいたい部分などではないかと感じました。

そして、何故私はこの作品が印象に残ったのか

私自身、今まで本当の自分を隠し続けていました。今までは何をやるにも誰かに「負けたくない」という気持ちで物事に取り組んでいました。ずっとやっているサッカーも本当に勝ちたいのではなく、チームメイトに負けたくないから練習を頑張っていました。試合で負けても、自分が良いプレーをしていれば満足していました。

また、ゼミ活動などで何かのプロジェクトに取り組む際も、他のメンバーに負けたくないから頑張っており、負けそうになったら、外野から文句を言い、チームとして、何かを得るよりも自分の立ち位置さえ確保できていればよかったのです。このような自分を隠し続け、さらけ出すことができなかったのです。

しかし、この「自分動静」という作品は、自分をさらけ出しているなと思いました。少なくとも、自分にはできなかったことをやっているなと。でも、この作品を見ていくうちに、この作品を作った人はどんな人なのかもっと知りたいなと思いました。今まで、さらけ出したら嫌われたり、変な目で見られるかな? と思っていたのですが、他の人がさらけ出したのを見た私はこう思いました。この人をもっと知りたいと。

そのとき、「あっ、自分をさらけ出してもいいんだな」と、ふと思えたのです。私の中でのモヤモヤが晴れた気がしました。

そして、「人間動静」を見て自分をさらけ出すということは
誰にでもできそうで、できないことだ」ということに気が付くことができました。

まとめ

今回の展示会に参加したことにより、私は自分をさらけ出すことは他人に興味を持たせることであり、誰にでもできそうでできないことなのだと気が付くことができました。私のように何かモヤモヤや悩みを抱えている人などは興味がなかったとしてもこのような展示会に参加することで何か小さなヒントを見つけることができるかもしれません。

今年は終わってしまいましたが、来年も開催されたら是非、皆さんも参加してみて欲しいと思います。

去年の展示会の様子や感想はこちらからご覧になれます。
https://www.hashimoto-lab.com/2016/03/4949

執筆者:橋本ゼミ4期生 中村拓史

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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