「ある程度」のイメージで起こってしまう問題

   

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 こんにちは。5期の浜下、出口、宮田です。2年生後期、毎日学校行事やアルバイトに追われていたような気がします。さて、11月12,13日に学校の文化祭である瑞木祭が行われました。橋本ゼミでは、「夢のBLACK STAGE」と言う、体験型ゲームを行いました。その中で私達は場づくり班として関わりました。

 場づくり班では体験型ゲームの内容に沿って、ライブ会場と楽屋を作りました。今回、本番を迎えるまでにチームでたくさんの話し合いを行ってきました。そこで、会場を作るうえで、「ある程度」のイメージしかできていないとどのような問題がおこってしまうのかについて考えていきたいと思います。

(教室内で再現したアイドルの楽屋一部)

【「ある程度」とは】

 「ある程度」の意味は、「一定の程度」、「一定水準までは」(実用日本語表現辞典)とあります。例えば、ある程度「運動しやすい格好」だったらジャージやストレッチのきく服、ある程度暖かい格好だったらジャンパーや上着を羽織ってくるなど、ある程度のイメージができると思います。今回ライブ会場や楽屋を作るうえでも、「ライブ会場や楽屋」などと聞くとグッズ売り場があったり飲食が売っていたりなど、ある程度イメージできるのではないかと思います。しかし、ある程度運動しやすくて可愛い服と言われると、人によって捉え方や受け取り方、イメージするものは違ってくると思います。

【瑞木祭前のイメージ】

 瑞木祭が始まる前(準備期間)までライブや楽屋のイメージをそれぞれ考えました。ライブのグッズ売り場と言ったらTシャツやタオルなどのグッズが売っていると言うイメージがある程度できていました。下にあるように、図にまとめて全員で共有しながら本番前に会場を作ることになりました。しかし、全体イメージ図やグッズ売り場図を見てわかるよう、詳しい所までは書いてありません。だいたいこんな感じで作るのだなと言うイメージはできていたけど、実際にやってみないとわからないと言う感じでした。

 グッズ売り場の後ろにあるゼミ生控室(ゼミ生の荷物置き場)はどのようにして作るのか?段ボールをどう使うのか?など、ゼミ生になり初めて瑞木祭を主催する2年生はある程度自分がイメージしたライブ会場、楽屋のままだったような気がします。また、最終ゴール(目標)としている所も人それぞれバラバラだったように感じました。

(全体イメージ図) 

(グッズ売り場図)

【なぜある程度で良しとしてしまったのか・・・】

 私(浜下)の経験上から、大人数で何かをする時には一人ひとりが100%の力をだしていないことが多いと感じました。自分が100%持っている力をださなくても他の人がやってくれたり、ある程度でやっておけばなんとかなったりなどと、人数が多くなればなるほど誰かがやってくれるだろうと人に任せっきりになってしまうことが増えると思います。このような体験は誰もがこれまでに一度は体験したことがあると思います。今回の瑞木祭の準備段階においても、「80%の力を出せば…ある程度理解しておけば…」という気持ちが少なからずあり、ある程度で良しとしてしまったのです。

【ある程度のイメージで起こってしまう問題】

 私達はライブ会場や楽屋を作る時、ある程度イメージしたまま進めた結果、自分達の納得いくものを作ることができませんでした。最終的なゴールをある程度で設定してしまったため、最終的に完成するグッズ売り場のイメージにも違いがでてきてしまいました。その結果、話に食い違いが起こってしまいました。

 ある程度のイメージで進めるのではなく、最終ゴールを全員が一致させなければ一つの物を完成させる時に納得のいくものができないと思います。なぜこのように最終的なイメージに違いがでてきてしまったのでしょうか。それは言葉に原因があるからだと考えました。

【問題をなくすには】

 なぜある程度のイメージだと話しに食い違いが起こってくるのか。それは人によって捉え方や情報量、想像力が違っているからだと考えました。言葉の伝わり方、捉え方は人によって違ってきます。全員が最終ゴールを80%の力で突き進んだとしても、残りの20%、つまり細かい所のイメージになると人それぞれイメージすることに違いがでてくるはずです。今回、私達はある程度のイメージでライブ会場や楽屋を作ろうとしていました。しかし、ある程度のイメージしかできていなかったため、細かい所のイメージや最終的なゴール地点がバラバラでした。その結果、本番を直前にして話に食い違いが起こってしまったのです。
    
 建築家を例に挙げて考えてみた時、建築家の方がある程度のイメージで1件家を建てようなど無理だと思います。しっかりと話しを決定してから進めず、ある程度のイメージだけで進めてしまうと、どんな素材の壁紙を使うのか、何色のペンキを使うのかなど、家を建てる時に話しに食い違いが起こってくると思います。

【振り返り】

 今回、私達は場づくり班として活動してきましたが、最初はある程度のイメージだけでなんとかなるだろうと考えていました。しかし、実際はある程度のイメージだけでは、一人一人のイメージが違い話に食い違いが起こってしまうことが多くありました。ある程度のイメージのまま進めてしまうと、物を作る以前の段階で100%のゴールではなく80%の物を最終地点として進んでしまうので自分たちの納得できるものにつながらない事が分かりました。一つのものを大人数で完成させるためには、人によって受け取り方や捉え方が違うため、細かい所までイメージし、一人一人のイメージを共有し話し合いをしなければ食い違いが起こってしまう、ということに気づくことができました。

 今回の活動で、ある程度のイメージで起こる問題について考えることができました。そして来年また文化祭でこのような事を行う場合全員が最終ゴールを一致させ、もっと細かい所までイメージ共有し、誰が見ても分かるような図を作ったり、話し合いをしたりしていきたいと思うことができました。

執筆:橋本ゼミ5期生 出口翔太 浜下友里 宮田祥吾

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