未熟者が長文を書くことから得られたこと

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こんにちは。
橋本ゼミ5期広報班の角田と河井です。

はじめに

私たちは、広報班として、高校時代の活動を例に挙げながら、チームビルディングについてブログを作成しました。ブログを書くことを通じて、組織について一人ひとりが考えるということを、チームビルディングのブログを踏まえて改めて見つめなおすことができました。私たちのブログは、皆さんにチームビルディングについて知ってもらうきっかけになったのではないでしょうか。
さて、今回はその広報活動に使った「ブログ」の重要性について、私たちの所感と合わせて書き進めていきます。

SNSの進出

まず今の時代はSNSが盛んであり、私たちの世代はそれを使う生活に慣れています。SNSで手軽にコミュニケーションを取れるようになったことで、時間を効率的に使える時代になりました。
しかし、短い文章やメッセージに慣れてしまったことにより、ある考え方が生まれてしまっているようです。

それは、長い文書を読む意味が分からず、長いからという理由だけで読まないということです。

LINEやTwitterのつぶやきのように一言で済ませることに慣れてしまったがために自然と長文を敬遠することに繋がっているのではないでしょうか。そして、ただ事実や結果のみしか知ろうとしていないのではないかと思います。短い文章は、入れられる内容に限りがあるからです。

長文を読むということは、ただ文字を見つめるということではありません。短文では書ききれない内容が入ることにより具体的な事柄を知ることになり、得られる情報量が変わります。まだ経験が少なく知識がない私達のような若い世代は足りない部分を補う必要があると思います。長文だから読まない。それはとてもマイナスなのではないでしょうか。

さて、今回私達は上記でも記したように、ブログを作成しました。TwitterやLINEでは書かない、少し長い文章を作りました。その中で良いと思った点が2つあります。

長文のメリット

1つ目は、ある出来事について結果だけでなく過程まで伝えられるという点です。

簡単な例を出してみると、部活動の大会で優勝したという結果が出たとします。これをネット上にアップしようとした際、Twitterでは、140字という文字数があり、優勝したという結果のみしか書かない場合が多いです。むしろ140字の中にどんな練習をしましたとか、どんな困難を乗り越えてきましたとか無理に詰め込もうとすると逆に窮屈になってしまうと思います。

対してブログの場合は、文字数の制限が特にないので、優勝をするまでにどの様な練習をこなしてきたのか、どんな思いだったのかなど、事細かに書くこともできます。よって、読み手は多くの情報を得ることができるのです。

私自身も高校野球をやっていたころ、本当に大切なのは勝ち負けという結果ではなく、そこまで辿り着くまでの過程が大切であると教えられました。「あのころあのようなことをこなしてこれたから、今の自分がある」という自負があります。ブログでも同じで、長文の特徴を生かして過程まで事細かに伝えることで、もっと話題にのめりこんでいくことができるのではないでしょうか。

2つ目は、その時に感じた感情を深く書いていくことができるところです。
今回瑞木祭で書いたブログの元は部活について書きました。部活の中では様々な感情があると思います。そこでは、人それぞれの感じ方があり、何が正解というわけではありません。一つ何かをやり遂げた時、例えば大変だったと感じることがあるとします。しかし、その大変の感じ方は人それぞれだと思います。そこに行くまでの練習内容が大変だったのか、上の立場としてまとめることが大変だったのか、一言で自分の感じた意味で書ききるというのは難しいと思います。
事実はひとつであっても感じ方はそれぞれ違っていたり、一人の中でも時間の経過によって変わったりします。感情の波を伝えるには、ある程度の文章量が必要ではないかと感じました。

まとめ

今回、ブログを書いてみて1番印象強く感じたことは、話の細かい箇所まで伝えられるということです。結果までの過程を知れるのも、長い文によって多くの情報を得ることができるのも、長い文章ならではなのではないか、と考えました。

そのような、話を深く知ることができる長文というツールをTwitterやLINEに慣れているからと言って敬遠するのは大変勿体ないことなのではないでしょうか。
確かにネットのページを開いたときに1000文字以上もの文が表示されたら、読むのが面倒と感じる人がほとんどであると思います。私達もブログを書く前、先輩方のブログを参考にしようと読みました。しかし、「こんな沢山書くの」「読むのすら面倒」といったような状況になってしまいました。また、私達もTwitterやLINEの短いメッセージに慣れている世代ですので、長い文章に対して偏見を持っていたと思います。

しかし、実際に書き、深く考えてみると、長文って実は使えるんじゃないか?という、考えに行きつきました。
一般では、長い文章を読めないと読解力がなくなるとか、語彙力が失われる、ということが伝えらえています。ですが経験不足な私達がそのような一般論を述べても説得力はないし、今私達がここで伝えるべきことはそれではないという考えに行きつきました。

長文を書いたことで感じ取ったこと、気づいたことを素直に書き綴ることが重要なのではないのだろうか、という考えに。
今回の私達の記事をできるだけ多くの方に読んでもらい、学生が素直に感じ取ったことを理解していただき、長文の魅力について興味を持って頂けたら幸いです。

橋本ゼミ5期生:角田寛樹 河井梨紗


https://www.hashimoto-lab.com/2016/11/5125

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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