50億人が繋がる未来-10年後のあなたの未来、覗いてみませんか?-

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こんにちは。橋本ゼミ4期生の佐藤弘樹です。私の趣味は映画観賞で、家で観ることが大半ですが映画館まで足を運ぶこともあります。体を動かすことも好きで週に一度フットサルにも参加しています。今日はよろしくお願いします。

さて、前回紹介したWORKSHIFT第4章では2025年に起こると考えられている、世界で広がる格差について紹介しました。テクノロジーの変化によって雇用が減少すると考えられているため、専門的な技能と知識を身に付けて機械に負けないような仕事をしていくということでした。
今回紹介するWORKSHIFT第5章は「コ・クリエーションの未来」。これは、世界中の人と簡単に繋がって色々な人と仕事をすることが可能になる未来についてだそうです。もう既に世界は繋がって色々な人たちと仕事ができているように感じますがどうなのでしょうか。そんな第5章について今回は野球やNBAの試合観戦が趣味という橋本ゼミ4期生の柴田隆裕君にインタビューしました。

コ・クリエーションの未来とは?

―柴田君こんにちは!今日はよろしくお願いします。さて、早速ですがコ・クリエーションの未来とはどんな世界なのでしょうか?
柴田君:この章で紹介されているコ・クリエーションの未来では、世界中の人たちと簡単に繋がることができ、色々な人と仕事をすることが当たり前になるそうです。今の世界では海外に行かないと治らない病気も未来の世界では、様々な世界の技術や情報を簡単に得られるようになるため、日本で治すことが可能になるかもしれません。

―簡単に繋がる、簡単に技術や情報を得られるというのはどのようなことでしょうか?
柴田君:コミュニケーションツールが今以上に普及することによって世界中の人々が電子ネットワーク上で繋がれる世界が来るということです。そのため、これまで参加することができなかった人々も参加することができるようになります。

―今現在SNS等によって世界中の人々と電子ネットワーク上で繋がるということは、もう既にネット社会において一般化されていると思うのですが?
柴田君:そうですね。私たちには既にコ・クリエーションの世界が訪れていると思います。しかし、世界にはネット社会に参加できていない人はたくさん存在します。全世界でネット社会が当たり前になり、コミュニケーションツールが普及することで、今までネット社会に参加できていなかっただけで、優秀な人材が市場に加わるチャンスを得られるようになるのではないでしょうか。

―SNSで全世界の人と繋がれることが当たり前になったように、仕事上でも全世界の人とネットの世界などで一緒に仕事をすることが当たり前になるということですか?
柴田君:そうですね。まったく面識のない人同士の間でビジネスが成立することが当たり前になる未来になるのではないかと思っています。

―なるほど。まったく面識のない人同士の間でビジネスが成立したりするようになるかもしれないということですが、柴田さんはどのように感じていますか?
柴田君:電子ネットワークで繋がることで、多様性のある意見を聞くことができます。また、人と直接会うことなく議論を重ねることができるので、余暇時間を使って大きな問題を解決することができ、時間を有効に使えると思いました。

―便利な反面相手の顔が分からないといった怖さがあると感じていたのですが、確かに空いた時間を有効に使えることを考えると便利ですね。では今の世界とはどんな点が変化するのでしょう?
柴田君:今の世界とは、仕事の面で変化が現れると思います。電子ネットワークで繋がることによってこれまでインターネット環境の差など参加できなかったグローバルな人材が増えるため、今以上に競争率が高くなると考えています。

―これまで参加することができなかったグローバルな人材が参加することによって競争率が高くなるのですね。ではソーシャル活動が増えることによってどんなメリットがあるのでしょうか?
柴田君:ソーシャル活動を有効に使えば、ユーザー同士で情報を共有しあって問題の解決に当てることができるので便利だと思います。コ・クリエーションの世界では、画期的なアイデアの誕生が期待できると考えています。その点が一番のメリットではないでしょうか。

―コ・クリエーションの世界では画期的なアイデアの誕生が期待できるのですね!では逆にデメリットはなんでしょうか?
柴田君:ネット社会の環境の違いによって能力の差が生まれ、自分を売る力の無い人々は遅れをとってしまいます。

―遅れをとってしまった人々はどうすればいいのでしょうか?
柴田君:能力の差によって取り残すのではなく、電子ネットワークを活かして協力して仕事を進めることが大切です。同じ輪の中で仕事を進めていくことによって少しずつ能力の差を縮めることができると思います。これも「コ・クリエーションの未来」の形の一つだと考えています。

―ありがとうございます。「コ・クリエーションの未来」は日本では既に訪れており、未来では多くの地域がネットワーク上で繋がることによって競争率が高くなってしまうのですね。では最後に、柴田さんにとっての「21世紀型スキル」とはなんでしょうか?
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柴田君:2025年は異なる専門技能や世界観、意見を持つ人たちがアイデアを共有するケースが増えていきます。そこで、必要になるのは協調性だと思いました。大きな課題を成し遂げるためには、お互いに刺激し合いながら専門技能を駆使し、協調性を持つ必要があると思いました。

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このような世界になった場合、仕事上のライバルが数も質も格段に増えるため、情熱を持って打ち込める分野を見つける必要があると感じました。未来の世界で必要とされる存在となるために専門技能と知識を身に付け、問題や課題の解決に積極的に参加していきたいです。

次回は第6章「積極的に社会と関わる未来」についてです。2025年の職業生活が女性と男性にどのような変化を与えるのか。非常に気になる点だと思います。次回もぜひご覧ください。

橋本ゼミ 4期生 佐藤弘樹
参考文献
著者:リンダ・グラットン(2012)『WORKSHIFT ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』 株式会社プレジデント社

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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