ゼミの広報班として活動した結果得た2つの事

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2014年度瑞木祭において橋本ゼミは体験型ゲーム「奪われたCCを取り返せ mission?アノ妖怪ヲ調査セヨ」を行いました。人を呼ぶことのむずかしさを体験したとともに、私たちは“広報活動”を行えていたのかという疑問が生まれました。正直、私たちの行った広報活動は失敗だと思います。そのため広報活動の概念を確認するとともに、橋本ゼミ広報班の活動を振り返りたいと思います。

<目次>
1.橋本ゼミが広報活動を行う理由
2.広報活動の概念
3.橋本ゼミが行った広報活動
4.全体的な見直し、評価

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1.橋本ゼミが広報活動を行う理由

大学の外に出ることによって、大学の中だけで活動しているよりも多くのチャンスが生まれます。卒業してから活躍するための事前準備であり、大学の中にとどまっていては学べることも限られてしまう…そのようなことから抜け出すため、積極的に外に出て活動をしています。その活動を外に発信(広報活動)することで橋本ゼミに興味を持ってもらうこと、それが橋本ゼミの広報活動を行う理由です。そこから機会を広げ、学ぶ場を増やすことで橋本ゼミ生のスキルアップのためのチャンスを増やす。橋本ゼミ生は面白いと思ってもらえる環境を作り上げるために日々活動しています。

2.広報活動の概念

広報とは、一言で表すと「PR」という意味です。広報は経営機能の一つであり、経営と一体となって活動しなければならず、いま会社は何に力を入れているのか、どのような分野を伸ばそうとしているのか、といった企業戦略を理解し、外部へ「PR」していくのが主な役割です。
活動を継続的に行っていることを外部に伝えるためには広報活動も継続的に行う必要があり、表現の仕方で、本来伝えたいこと・意図を相手が間違って受け止めてしまうことがあるということを理解して、慎重に行わなければなりません (小さな会社の広報術より引用)。

橋本ゼミが広報活動するにあたって、広報とは何かに当てはめてみると、橋本ゼミは広く一般の人たちや社会との関係を作り、維持させるために広報活動を行っています。

橋本ゼミは企業ではないため、経営と一体となって活動するのではなく活動内容に合わせて広報活動を行っていかなければならず、今何に力を入れているのか、何を伸ばそうとしているのかを広報班自体が理解し、正しく発信していく必要があります。
これらは継続した活動報告が必要ですが、橋本ゼミの広報活動はまだ一つの活動に対しての活動報告、広報活動が継続してできていないと言えます。

3.橋本ゼミが行った広報活動

?誰に、何を、どのように広報活動を行っていくか
今の時代だと、インターネットが普及しているため、簡単に多くの人に情報を伝えることができます。しかし、ターゲットを的確にとらえ、そのターゲットに的確な情報を伝える必要があります。そのため、もともと開設されていた、ブログとFacebook、そして新たに特設サイトとなぞともを通じて、橋本ゼミが瑞木祭で行う「奪われたCCを取り返せ mission?アノ妖怪ヲ調査セヨ」を多くの人に知ってもらえると考え、広報活動を行いました。

具体的なターゲットとしては、「体験型ゲームに興味がある人」「橋本ゼミに興味・関心がある人」です。スケジュールに関しては、正直橋本ゼミ全体の準備開始が瑞木祭開催まであと一か月とかなり遅れていました。そのため、急ピッチでの作業が見込まれ、その一か月間の具体的な内容は下記になります。

?広報戦略を決め、実行に移しました
まず、私たち広報班はブログやFacebookをアップすることに目を向けました。
橋本ゼミが瑞木祭に向けて行っている活動、その現状はどのようなものなのか、をしっかり理解したうえで、慎重に記事作りに取り組みました。何故、慎重に取り組まなければならないのか。記事をアップした時点で、それが瞬く間に世に知れ渡ってしまうからです。

そのため、ネタバレになっていないか、今後もう変更はないのか、など気にかけなくてはならなりません。たくさん記事をアップすればするほどいいというものではなく、どんな情報を届ければ興味を持ってもらえるのかも考えなくてはなりませんでした。瑞木祭までに更新された記事の数は、ブログ4回、Facebook14回でした。本番まで残り少ない日数の中でしたが、継続的に行ったとはいえないと感じています。

アクセス解析からみてみると、アップした記事を見てくれている人は少なかったため変更・改善をしていく必要がありましたが、本番当日まで時間が迫っていたため、その活動が行うことが出来なかったことが大きな反省点でした。

瑞木祭においての振り返り

瑞木祭本番が終わり、様々なフィードバックが行われました。その中でも特に感じられたのは、参加者の人数です。二日間での人数の目標を明確にしていなかったことは大きなミスでした。その中で実際に特設サイトから予約してくださり、足を運んでくださったお客さんの人数は2人でした。その原因のひとつとして考えられたのは、大きく二つです。

一つ目は、しっかりと“お客さん”を理解していなかったことです。体験型ゲームに興味関心を持っている人たちをしっかりと理解し、その人たちに対してFacebookやブログのアップを行わなければなりませんでした。しかし、実際はどこの誰に向けて発信しているのかを私たちがしっかりと理解する必要がありました。

そしてもう一つは、継続して更新できていなかったことです。記事の更新回数が少なかったのはもちろんですが、何より継続して見てもらえるような記事を書く必要性がありました。長く興味を持ってもらえるということは、来てもらえる可能性が高いのではないのでしょうか。そのような記事を書くことが出来なかったことも反省点です。

しかし、得られたのは反省だけではありませんでした。それは、実際に都内から離れている伊勢原へ、橋本ゼミの記事を見て興味を持って、わざわざ足を運んでくださった人がいたことです。今回の広報活動によって、橋本ゼミとその方との間をつなぐことが出来ました。私たち自身にとって、初めての体験であり、とても貴重に感じられました。このような関係を、もっと多くの人と繋がることが出来れば、本来の橋本ゼミ広報活動の目的の達成に、近づくことが出来ると考えました。

4.全体的な見直し、評価

2014年、産業能率大学瑞木祭で、私たち橋本ゼミ広報班は「奪われたCCを取り返せ mission?アノ妖怪ヲ調査セヨ」を世に発信しました。私たち2年生は、橋本ゼミに入って今回が最初の広報活動でしたが、この経験で得られた多くの成功や失敗によって、たくさんの知識を得ることが出来ました。まだまだ無知な部分は多いですが、これからも橋本ゼミのために量ではなく質を重視した精度の高い広報活動を行っていきたいと思いました。

山見博康さんという方が書いた「広報活動の全て」という本の最後にショウペン・ハウエルの訓えが紹介されています。「表現の簡潔さとは、いつもただ言うだけの価値があるだけをいう事。真理はそのままで最も美しく、簡潔に表現されているほど、その与える感銘はいよいよ深い」(絵解き・広報戦略のすべてより引用)という言葉に、私たちはとても心を打たれました。やはり、世に発信していく記事に、難しい単語や表現が含まれていると、読み手も興味が伏せてしまいます。どれだけ分かりやすい単語・表現で記事を作っていくかが、記事作りの大きなポイントとなるのだと思います。

最後に、今回の瑞木祭で得られたこの経験を外に発信していくことで、同じように広報活動を行おうとしている方々の力になれたらと思います。更に私たちもここまでにとどまらずに、橋本ゼミ広報班の本来の活動目的を見直すと同時に、個々の能力・知識もさらに成長させていきたいと思います。

以上で広報班の報告を終わります。

執筆者
柴村 宏輝、眞野 遥香

参考文献:
小さな会社の広報術 http://www.innovations-i.com/column/demi-pr/1.html
山見博康著(2005)[絵解き]広報活動のすべて ダイヤモンド社

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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