文化祭を振り返って気づいたチーム活動で求められるもの

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はじめに

みなさん、こんにちは。10期生の三好恒太朗です。私たちが所属する橋本ゼミでは、昨年と同様、新型コロナウイルスの影響により2回目のオンライン学園祭が開催されました。そして私たちはバーチャルSNSの「cluster」を用いて伊勢原市の道灌祭りの再現と4年生の卒論発表の場でもあるゼミ室の2つのワールドを作成し、研究発表を行いました。本記事では、文化祭の活動を振り返るとともに、他者からの評価から気づいた点などについて述べていこうと思います。

活動を振り返って

私は今回の文化祭で、バーチャルワールドを制作する制作班として活動し、主に街の看板づくりや「unity」というゲーム開発ツールを使ってゼミ室作成を担当しました。私は主にゼミ室作成を中心に私を含めて5人の2年生と3年生1人の計6人でゼミ室作成を行いました。この活動は基本的にリモートであったため、先輩との対面で作業を行う事はなく、ほぼオンライン環境での活動になりました。私たちは無事にゼミ室を完成することができ、チームとしては良い結果を出すことができたのではないかと思いました。しかし、私たち2年生には大きな反省点があります。それは勉強不足である点だと感じました。ゼミ室の作成に当たってunityを使用しますが、私たちは皆初めて利用するツールであったため、先輩方の作業についていけず、基礎的なことしかできなかったことが反省点であると考えました。文化祭まで時間がない中で、新しいことを学び、先輩方の作業についていかなければならなかったが、それができなかった事が反省点であると考えました。

リーダーからの評価

私は文化祭の活動を振り返る上で主観的な振り返りだけでは気づいていない点や2年生に足りない点、「本当はもっとこうしてほしかった」など客観的な意見が必要だと考え、ゼミ室作成班のリーダーを務めた先輩に私たち2年生の活動に対して何を求めていたのかを伺うと以下の2つの指摘がありました。

① スキルの問題

具体的には、私たちが行ったゼミ室作成などワールドを作成する際に用いられる「unity」というゲーム開発ツールを使用し、活動をしましたが、2年生メンバー5人のunityスキルがバラバラであったため、全員が最初からunityで作業することができなかったことが問題であることが分かりました。全員が一定のレベルまでスキルを身につけることができなければ、リーダー側からしてもメンバーに仕事を振れなくなり、作業も効率よく回らず、チームに迷惑をかけてしまうことが分かりました。チームで仕事を行う上で一人一人が持つ意識を変えていかなければならないと感じました。

② コミュニケーション・情報共有の不足

これは自分では気づくことができませんでした。リーダーである先輩に言われたことは、「アルバイトがある中で、誰かが緊急出動できる体制がいかにつくれたか」ということでした。それは、活動期間中にリーダーからの指示が出たとき、すぐに対応ができる2年生がいなかったことで、作業が遅れてしまうことがありました。これは私たちのコミュニケーション不足、情報共有不足が招いてしまったことだと気づきました。これにより作業の遅れに加え、1人に負担が多くかかってしまうということが起きてしまったことが分かりました。

このようにリーダーからの評価を受けて、率直に悔しい気持ちが大きく、特にスキル不足に関しては先輩方の期待に応えられなかったことに悔いが残ります。この評価の原因として考えられることは、先輩が求めていたレベルに達していなかったことだと思います。また、情報共有不足に関してはリーダーから評価を受けるまで自分で気づけていなかったことが問題であると思いました。この原因は、リモートでの活動で重要なコミュニケーションや情報共有について理解していなかったことだと考えられました。

改善策

上記のようにリーダーから評価を貰い、スキル不足であったこと、自分では気づくことができなかったコミュニケーション不足、情報共有不足について改善策を考えました。この改善策を考えるにあたってすべては情報共有にあるのではないかと思いました。私たち橋本ゼミでは「Slack」というコミュニケーションや情報共有ができるビジネス用のメッセージアプリを利用していますが、全員が閲覧できるオープンな場に情報共有ができていなかったことが今回の原因だと分かりました。

まず、スキルの問題に関しては、私たち2年生のunityのスキルにバラつきがあったことが大きな問題でした。これを改善するにはやはり情報共有が重要になってくると考えました。例えば、基礎的なスキルを身につけるとしたら、どこまで身につけなければならないのかという風に明確な情報をメンバー全員で確認し合うことが大切になると思います。また、それぞれのスキルレベルが分かるようにオープンな場でどんなスキルを身につけたかなどの情報を共有していくことで、リーダーに情報が共有できるだけではなく、メンバー同士で刺激を与え合うことができるのではないかと思います。以上のようにスキル向上にも随時報告という作業が欠かせないものになってくると考えました。

そして、コミュニケーション、情報共有の不足についても当然、情報共有が欠かせません。今回の例を挙げると、アルバイトなど個人的な用事は自分しか知らない情報であると思います。この情報を共有しないまま仕事を進めてしまうと、後から大きな問題が発生してしまう可能性があります。このような事を起こさないために、そのプロジェクトに関わる全ての人に自分の情報を前もって共有し、認識させる必要があります。このようにそれぞれのスケジュールなどの情報共有を行うことで、そのための調整ができ、作業が止まらずスムーズに進むのではないかと思います

おわりに

 以上のことが、今回の文化祭を振り返って感じたこと、先輩からのフィードバックを受けて考えたことです。今回の文化祭を振り返ってみて特に重要だと感じたことはチームで活動する際のコミュニケーションや情報共有の大切さです。これらを不足なく行うことで一人一人がストレスなく仕事に取り組むことができ、より良いチームパフォーマンスが発揮できるのではないかと思います。

執筆:橋本ゼミ10期生 三好恒太朗

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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