働くことへのイメージは、初めて働いたときのものが強く残るのだなと思った

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コロナウイルスによる自粛により「働く」ってことは大きく変わった。その変化を通じて、自分にとっての「働く」のイメージは、はじめて働いたときのイメージが強く残っているのだなと改めて思った。それ故か、今起きている変化を歓迎している部分がある。

自分の働き方は、会社員になったときではなく、大学生(大学院生)のときにあった2つのことが影響を与えている。

一つは、大学院生のときに本を書いたこと。
このときのメンバーとのやり取りは、衝撃的だった。

異なる所属の人達が、本を書くという目的に向かい集まり、仕事をする。組織論的に言えばプロジェクトチームそのものであった。会社に属するかどうかが働くを決めるわけではないってことをはじめに得たのは大きかったと思う。

衝撃的な出来事がいくつもあった。一つを紹介したい。

あるとき、メンバーを加えようという話になった。メンバーからある人の名前が出てきた。
プロジェクトリーダーが、ブラウザでその人の名前を検索し、「へーこういう人なんだ。良いですね」と言った。

僕にとって衝撃的な出来事だった。
Webにいなければ、存在しないも同然なんだ。。。

自分をWeb上に存在させよう。会社に頼るのではなく、自分は自分でアピールする必要があるのだな、それが生きていく上で重要なことなんだと染み渡った瞬間だった。

もう一つは、大学生のときに、オープンソースの開発を行っていたこと。

当時ブログが流行り始めていた時期だったが、天の邪鬼な自分は流行りのMovable typeとかでは満足できず、PHPのグループウェアをブログ的に使用していた。でも、やはりグループウェアであったのでブログで使うには使いづらい点があって、開発フォーラムなどを見ながらカスタマイズしていた。

それでも、どうしてもうまく行かないものがあったので、「こういうものを作りたい」という要望をダメダメな英語を使って書き込んだ。

そうしたら翌日の朝、フランス在住のインド人が「いいね。面白そうだから、作ったよ!!」みたいな形でプログラムを書いてくれていた。

インターネットの凄さを感じたときだった。
直接会ったこともないし、顔も見たことない。話したこともない。でも、issueを共有することで協働することはできるのだと感じた。

こういった貢献の積み重ねは人類を発展させるんだって、青臭くも思った。インターネットの世界をつなげている感覚、その技術を使い世の中を少し前に向けていこうとする感覚が体験的に感じたのだった。

僕にとって、この2つの出来事は、その後の「働く」を規定したと思う。現実の社会はちょっと違ったのだけれど、原点のような形で自分の中に残っている。そして、自分はそちらの方向に変えていきたいと思っていることを自覚した。

今、世の中が大きく動いていることを強く感じる。今の変化はかなりもともとの考え方に近く、整合的だと思う。だからこそ、歓迎したい気持ちになっているのだろう。

きっと、今変化の真っ只中にいる大学生や新社会人は、今こそが当たり前になるのだろうなと思う。それ故に、中長期的に変わっていくんだろうなと思っている。

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この記事を書いた人
橋本 諭

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

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