未来の自分はどうなっている? 未来に向かって進んでいくために

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 こんにちは、橋本ゼミ3期生の山本です。

 突然ですが皆さんは10年後の自分の姿ついて考えたことはありますか? 僕自身の話ですと現在21歳なので10年後だと31歳です、その時に自分がどんな仕事に就きどのような生活をしているかというのはあまり考えられないです。

 では未来の世界について考えたことはありますか? 未来の自分よりは考えやすいかと思います。例えば10年後、東京オリンピックも終わり、日本も今以上にグローバル化が進み、様々な会社で英語が公用語化されるかもしれません。今ある企業のいくつかが倒産しているかもしれません。様々なことを考えられます。ですがどれも確定事項にはならないと思います。これからやってくる未来に対してはいつだって予想でしかありません。
 
 先程考えた予想される未来に対して必要な能力というものを考えてみてください。人それぞれ違うかもしれません。例えば、英語やコミュニケーション能力でしょうか。たくさんの事柄が挙がると思います。

 こういった内容について考えられている研究があります。今回は、「21世紀型スキル」について紹介したいと思います。
 21世紀型スキルとは2009年にマイクロソフトやインテルがスポンサーとなり、イギリスやアメリカを始めとした様々な国が参加しているプロジェクト、「21世紀型スキルの学びと評価プロジェクト−ATC21s−」が提唱するこれからの世界に必要になる能力のことです。
 
 この「21世紀型スキルの学びと評価プロジェクト」の中で未来は決まった正解のない問題が多くなったり、テクノロジーが発達したりと世界そのものが急激な変化をすると言われています。その変化に対応するには今までのような一時的にしか覚えられないようなスキルではなく、様々のことに活用ができるスキルを習得するべきだとも言われています。その様々なことに活用ができるスキルが以下の10個になります。この10個のスキルは考え方、働き方、働くために必要になってくるツール、グローバル化していく世界の中で生きていくためにという4つの種類に分けられています。

種類1、思考の方法
 ・創造とイノベーション
 ・批判的思考、問題解決、意思決定
 ・学び方の学習、メタ認知
種類2、働く方法
 ・コミュニケーション
 ・コラボレーション(チームワーク)
種類3、働くためのツール
 ・情報リテラシー
 ・ICTリテラシー
種類4、世界の中で生きる
 ・地域とグローバルの良い市民であること
 ・人生とキャリア開発
 ・個人の責任と社会責任

 以上の10種類が21世紀の社会で必要だと言われているスキルです。
 
 このスキルはこれからの世界に対応するために必要だと言われているのですが、僕はこの21世紀型スキルはこれからの世界に対応するためのスキルではなく、自分の考える未来のために進んでいくためのスキルだと思います。

 例えば、先程説明した21世紀型スキルの中にあるコミュニケーションを例に挙げますと、問題を解決するために集まったグループの中で自分の意見を伝える事や、相手の意見を聞くというものが当てはまるかと思います。ですが、問題を解決するために自分がまだ会ったことのない人に会いに行き、話を聞いたり議論をしたりすることもまたコミュニケーション能力だと思います。

 他にも、ICTリテラシーで考えると身近な物でSNSがあります。自分に一番身近な物ですとLINEやTwitter、Facebookがあります。LINEは多少使っていますが他の2つは全然活用できていません。ですが、この2つを情報発信や議論の場として活用できたら自分の世界は今以上に広がるのではないかと思います。21世紀型スキルには自分の世界を広げることができるスキルがたくさんあるような気がします。

 未来の世界はどうなっているかというものは誰もわかりません、だからこそ自分の望む未来の世界や未来の自分を考え、それに向かって進むことがこれから必要になってくるのだと思います。そのために必要なのが今回紹介した21世紀型スキルなのだと思います。

 自分自身がこの21世紀型スキルを習得しているかと言われたらまだまだだと思います、なので自分も自身の望む未来の自分や世界を考え、それを掴み取れるようにしていきたいです。

橋本ゼミ3期生 山本啓祐

21世紀型スキル記事画像

参考文献
編者P.グリフィン、B.マクゴー、E、ケア、監訳者三宅なほみ、編訳者益川弘如、望月俊男(2014)『21世紀型スキル学びと評価の新たなかたち』北大路書房

DISCO 人々の「学ぶ・働く」を考える「21世紀型スキル」は標準の力

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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