「嘘くさい」ホスピタリティ

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ワークショップなどの学びのイベントを実施するにあたり、いつも歯がゆく思う事があります。それは、私のその場での振る舞いがどうもしっくりこないのです。ひと言で言えば、「嘘くさい」、もっと言えば、「うさんくさい」のです。

ワークショップ等では、参加者が会場に入る際からワークショップはスタートしている訳です。ですから、受付とか、入り口での初めの挨拶はとっても、もう、本当にとっても大切です。たぶん、ワークショップにおける真実の瞬間です。ですから、渾身の注意を込めて行います。

「おはようございますっ」とか、「こんにちわっ」

最後の小さな「っ」が重要ですね。元気いっぱい入る事で、その場での振る舞い方を示しているとも言えそうです。イメージは、ディズニーランドのキャストです。さわやかさでは、松坂桃李くんとか向井理くんなどをイメージしています(顔とかではないですよ。クレームきそうなので、先に言っときます。ルックス全然違うので、あくまでイメージです)。

そして、挨拶から始まり、その場のファシリテーションなども、気合いを入れて行きます。

「議論盛り上がっていますか?」とか、「どうしました?」とか、普段の引っ込み思案からすれば、びっくりしてしまうほどの変わりようです。つまり、これ「演技」な訳です。そして、それがどうも「嘘くさいな」と思っています。

もちろん、テンション低く「おはよーございます。。。」とか言ってはダメですので、テンション上げて、元気よく行くのは当然なのですが、付け焼き刃感やその場だけ感は当然出てしまっているだろうなと思います。それは、きっと参加者の方々にも伝わっているだろうなと思うのです。

その一方、本当に高いホスピタリティを発揮されている方々について考えてみると、当然「ON」にはしているのですが、それが至って自然です。私感としては、普段のレベルが他の人よりも温度が高いというか、気を抜いている時からホスピタリティ度が高い気がします。

そういった事から考えて見ると、私がもう少しレベルアップするためには、ワークショップ以外の時間での振る舞い方をもう少し考え無ければならないのだと思います。まずは意識して、その後無意識にできてくるようになった際には、少し変わるのかも知れないなと思います。多少「嘘くささ」は抜けるでしょうか。

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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