2012年の振り返り

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皆さん、2012年も大変お世話になりました。何とか、年を越せそうです。

今年、一番大きな出来事はゼミが始まった事です。ゼミ生共々いろいろな所で、色々な方々にお世話になりました。地元伊勢原の方々、共に研究を行っている先生方、企業の方々、その他にも本当にいろいろな方々にお世話になりました。ありがとうございます。また、来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、去年は橋本研究室 ? 2011年の振り返りの中で、「そろそろ、色々な面で前に出て行かなければならないと感じています。しっかりとした根をはる努力と、風雨を恐れずに前に出ることを両立していきたいと思います。」と書きました。しっかりと根をはることと、風雨を恐れずに前に出ること。できたかなと思う部分とまだまだだなと思う部分が両立しています。

特に、根をはるという部分については、インプットが足りなかったなと思っています。きちんとしたアウトプットをするためには、その前に確実に一定量のインプットが必要でしょう。また、それをきちんと振り返る時間(自分の言葉で説明できるようになるための熟成)が必要です。

しかし、その時間が足りなかったと反省しています。新しいこと、古いこと、他分野のこと、今まで興味を持っていなかった事など、インプットの対象はたくさんありますが、日々の喧噪の中で誤魔化してきたかなと思います。

前に出ることということについては、できる限りやってきた、できたかなとも思います。が、その一方でもっとやっていきたいという思いも出てきました。こちらについては、私が直接出て行くと言うよりも所属するゼミ生に前に出て行ってもらいたいなと思っています。来年は、いままで以上に外に出て行くことができるかなと思っています。

ゼミ活動に関する振り返り

ゼミ活動については、学園祭で別れの教室」〜大学内に伝わる七不思議を解き明かせ〜 @瑞木祭 PJ REALを上演する事ができました。おかげさまで、4回中3回の公演が満員となりました。楽しんでいただくことができてうれしく思っています。

9月にスタートしたゼミにおいて、11月に公演を行うのは、正直厳しい状況でしたが、この厳しいスケジュールに対して学生達が一体感をもって取り組んでくれたのはとてもうれしい事です。こちらについては、来年3月に学外での活動も控えています。そちらでもお会いする事ができれば幸いです。

もうひとつのプロジェクトは、橋本研究室 ? PJ GENです。こちらは、地元の食材を使われている飲食店の伊勢原GENさんとコラボレーションし、伊勢原で生産されている食材を取材させて頂き、そのプロモーションのためのコンテンツ作成を行っています。

こちらについては、来年2月ぐらいを目処に作成を行い、生産者の方々へのお披露目および店舗での展開をお願いする予定です。学生が作り出すコンテンツが実際の現場で利用するに足るレベルに達するのか、いやそれ以上にお店の魅力を高める所に到達する事ができるのかが勝負だと思っています。誰も「やれ」とは言いません。言われません。その時に、自分で自分自身に対してどこまで追い込んでいけるのか? 高いレベルを目指せるのかが勝負だと思っています。

最後に、リフレクションムービーについては、今年3月に初めて撮ってから、公開していないものを含めると10本以上撮ることができました。また、撮影編集についても学生ができるようになってきました。今後は、他のプロジェクト活動と並行して我々らしい「リフレクションビデオ」を作れるように目指していきたい所です。

こちらも来年2月に大きなイベントを控えています。少しずつ、そして確実にレベルを上げていきたいと思います。

来年への抱負

来年2013年は、「常に一歩前進」を心がけて行きます。
学生には、2つの事を伝えています。

1.自分の可能性を広げる活動をする事
2.何かに「貢献する」事を常に考える事

これは、学生に言っているというよりも私自身に言っている面が強いです。可能性を広げる活動というのは、今までやってきたことやできることの繰り返しではなく、できないこと、やってこなかったことにチャレンジするということです。

ひとつは、自分自身がチャレンジすると言うことです。できないこと、やってこなかった事をやるのはつらい事が多いでしょう。それでも一歩進まなければ、これまでの「おつり」のようなもので生きることになってしまいます。私も、もちろん学生もまだ、そういった年齢ではないと思っています。

また、社会で生きていると、これまでできた「安全策」を期待されることがあります。もちろん、それが悪い事ではありませんが、どこかでそれを捨てる事も必要になるかも知れません。はみ出した事により手厳しい指摘を受けることもあるかも知れません。しかし、ある時期にはそういった「声」は、無視しなければならない時もあるのだと思います。

次に「貢献する」事は、現時点で自分にできることを「誰かに」または「何かに」向けて全力を尽くすということです。自分が「したいこと」ではなく、相手が必要とすることや、相手にとって今必要だと思うことをしていこうということです。きっと、本当に少しでも誰かに貢献する事はできるのだと信じて活動を行っていきます。

個人的には、長年取り組んできた研究活動についてもアウトプットの時期になってきています。そういったことも着々と確実に進めて行きたいと思います。

色々とご迷惑をお掛けすることもあろうかと思いますが、来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

何かをつらぬこうとしたら、体当たりする気持ちで、ぶつからなければだめだ。
体当たりする前からきっとうまくいかないんじゃないかなんて、自分で決めて諦めてしまう。愚かな事だ。本当に生きると言うことは自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と闘って、運命をきりひらいていくことなんだ。岡本太郎。「自分の中に毒を持て」より

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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