社会人に向けたワークショップの実践 最年少としての感想

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こんにちは。橋本ゼミ4期生の中村拓史です。

先日、ゼミ活動の一環として、あるアパレル企業の研修の場をお借りし、ゼミで開発したワークショップを実践してきました。橋本先生からゼミ生にアナウンスがあり、私はそのアパレル企業の商品に魅力を感じることが多いことから参加しました。また、そこで働く社会人の方と接することにより、現場ならではの学びを得ることができるのではないか、と気になったのがきっかけです。

大学2年生である私は、企業の研修に参加することが初めてで、研修参加者やゼミ生を含めて最年少でした。学生が社会人に向けてワークショップを行うということ、最年少だからこそ普段できない体験ができると感じました。

企業側では、いくつかある研修の一部として、私たちのワークショップを行っていただくことになりました。そして、その目的は大学生と話すことで『キャリア』を整理する時間とすることです。また、今やっていることが将来のキャリアに関係ないと思いこまずに、自分たちでやっていることに意味付けすることが掲げられていました。

実際に行ったのは、以下の通りです。

・アイスブレイク(ILIOS)
・面接ワークショップ
・全体リフレクション

初めに、アイスブレイクとして私たちが作成し、瑞木祭で実践した『ILIOS』を行いました。ディーラー1人、プレイヤー6人のテーブルを4つ作り、ディーラーは橋本ゼミの学生3人と橋本先生の4人で行い、プレイヤーは学生と社会人を交えた6人で行いました。

『ILIOS』のルールや詳細はこちらに記載しています。
『ILIOS』特設サイト(https://www.hashimoto-lab.com/ilios/

瑞木祭では、参加者として学生がほとんどでした。初めて、多くの社会人の方々と一緒にゲームを行いました。ゲームの前、社会人の人たちは学生とは少し違った視点で物事を考えていると思っていたので、今までにない様々な意見が飛び交うのではないかと考えていました。ですが、やってみるとそんなことはなく、社会人だからといってゲームにおいては同じような意見を持っているようでした。

しかし、学生と社会人の違いは明確にありました。それは、コミュニケーションの質の高さです。私は、自分の意見を発するだけで満足してしまい、周りの意見に対する追求や、意見をまとめるといったことができていませんでした。ですが、社会人の方々は、必ず意見が出たら、「なぜ?」などの追求をし、答えを出すときは、今まで出た意見をまとめ、それから答えを出し、常に同じグループのメンバーと対話をしている人が多かったと思いました。社会人の人たちと『ILIOS』を終えて、私は学生と社会人の違いは考え方ではなく、コミュニケーションの質ではないかと学びました。

アイスブレイクが終わり、全体の空気が柔らかくなった後は、面接ワークショップを行いました。

面接ワークショップ

この面接ワークショップは、橋本ゼミの2期生(現4年生)が2年生のときに作ったものです。これは、6人〜20人くらいの参加者で行うワークショップです。参加者が面接者と被面接者に分かれて「模擬面接」を行います。しかし、普通の模擬面接ではありません。模擬面接では、事前のペアワークで作成する「相手の良さが一番出ると思われる質問」を使います。つまり、その模擬面接では、自分の良さが引き出されるような質問が出てくるのです。ですが、模擬面接では質問はシャッフルして行います。つまり、どの質問が出てくるかはわかりません。誰かの良さを引き出す質問に混じり、あなたの良さを引き出す質問が出てくるかも知れない、そのようなワークショップとなっています

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この面接ワークショップは、社会人の方はもちろん、研修に参加した学生も初めて行いました。事前のペアワークでは、私は男性社員の方とペアを組み、主に大学生活や就職活動、現在の暮らしについて話しをし、情報を共有し合いました。

このワークショップを社会人の方と初めてやってみて、私は社会人の中でも色々な職種の人や知識、経験を持った人が多くいると思うので、一人だけでなくもっと多くの人とこのワークショップをやり、多くの学びを吸収していきたいと感じました。また、吸収して終わるのではなく、同級生や後輩に現場で学んだことを共有していきたいと思いました。

今回、初めて企業の研修に参加してみて、私にはまだまだ知らないことや足りないものが多いなと気が付きました。ですが、今回の体験をしてからもっと多くの人と主体的に接し、自分の視野を広げ、現状に満足することなく、成長し続けていきたいと感じました。

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執筆:中村 拓史

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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