「ベタ」を超える成長を目指そう

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先日、ゼミ11期生と12期生との合同合宿を行ってきました。合宿に向けた打ち合わせの中で出てきたことをブログでも共有します。

それは、「ベタ」をどう越えるか?ということです。

ベタとは、「ありきたり」とか「当然」のような意味として使われ、どちらかといえばネガティブな意味として使われていると思います。

合宿で何をやるかを合宿係に考えてもらっていたのですが、合宿係として考えていたものがどれも「ベタ」なものになってしまうので、アドバイスがほしいと言われたのでした。

アイデアを見て確かになあと思いながら、いくつか企画を共に考えていったのですが、実はこの「ベタ」というのが成長を考える上で鍵を握るのではないかとふと思いました。

というのも、大学生になると「ベタ」に寄っていってしまうことが多いのではないかと思ったのです。

●自分が過去から好きだったり、得意だったりするものを同じくやることはベタになります。
●他人が思う「この人はこのような人だろう」に沿っていくこともベタになります。

このように考えると、大人になるにつれてどんどん「ベタ」への圧力が強くなるのだろうなと思います。
自分自身に置き換えてみると、かなりベタな生活になってしまっているように思います。

既婚、子持ちの40代男性として「ベタ」な生活であり、そこには「安心感や安定感」もあります。それは、自分自身としても安心ですし、他人から見ても安定しています。ベタはいらぬ軋轢を生まないので他人にとっても安心なのだと思います。

ただし、この「ベタ」でいると現状の延長線上に留まることになるため、成長することも無くなってしまいます。自分自身を変化させることを狙うのであれば、意図的に「ベタ」を排除していくことが必要になります。

なお、自分一人で「ベタを越える」のは結構難しいことだと思います。ベタを少し逸脱すると、「どうしたの?」と優しいようで暴力的な問いかけがすぐに来るものです。ベタへの圧力がかかるのです。だからこそ、ゼミという集団を考えた時には、ベタを越えることを皆でサポートしていけるといいのかな?と思っています。

ゼミの中では、ベタを越えた時に「なぜ?これをするの?」と言われない。どうしたの?とも言われない。むしろ、もっとやっていこうぜと言われる。そんな集団になれるといいのかな?と思います。

振り返ってみれば、OBOGはベタを越えたいと思っている人が多くいたように思います。もしかしたら、橋本ゼミの文化なのかもしれないなと思った次第です。

このような話を合宿においてゼミ生にしたら、「自分の場合には、勉強ですかね。周りから、全く勉強していない人だと思われている気がするんですよね」と。大いに頑張ってほしいところです。周りのある種の期待をいい意味で裏切りまくってほしいなと思います。

サッカー経験者多いので、サッカーやりましょうというベタを残した企画

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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