インターンシップでは、何を観てこれば良いのか?

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2020年現在、大学生は就職活動の一環として、インターンシップに参加することが増えています。そのため、「インターンシップにおいてどんな点に気をつければ良いのか?」という質問を受けることがあります。

そこで、あくまで私なりの回答を書いておきたいと思います。なお、インターンシップという名の会社説明会とかではなく、あくまで「職場体験」としてのインターンシップについてです。

会社の普通や当たり前を観に行く

結論として、伝えているのは「会社の普通や当たり前を観に行こう」と伝えています。

業種や職種によって、またそれぞれの会社において、「何が普通か」は異なっています。

たとえば、私は前職金融系のコンサルでしたが、「普通に資料を作る」のクオリティに入社当初ショックを受けました。想像以上に量的にも質的にもクオリティが高いものが要求されました。でも、社内では「普通」でした。

すごく頑張ったつもりが、「雑だなあ」と言われ、先輩が「サクッと」直すのを後ろで見ていたものです。そして、確かにクオリティは上がりました。

それは、明文化されているものではありませんでしたので、文化のようでした。

会社の人も気付いていない「当たり前」がある

こういった当たり前は、会社の社員の方々が言語化してくれるとは限りません。場合によっては、あまりにも当たり前になりすぎて、自分たちでは気付いていないこともあります。

ただし、その「普通」は社員と一緒に過ごしていれば、行動のなかで表れてくるものです。会社説明会のような「(良く)説明するモード」になっている時には隠せるものが、日常の中にはにじみ出てくるのです。

そんな普通や当たり前を観てこれると良いでしょうと伝えています。

なお、普通や当たり前を観るためには、「違和感」を大事にすることが重要です。何らかの違和感を感じたときに、メモをとっておくと良いでしょう。忘れないうちにちょっとしたメモを書き、あとで詳細化しておくのがコツです。

当たり前がずれると働き続けるのは厳しい

仕事をする上で考えると、コアとなる活動の普通や当たり前がずれていると厳しいなと思います。

極端な例を出せば、スポーツ選手にとっての「普通の練習」の強度は、一般人からみたらあり得ない所にあることでしょう。金融機関の人たちのお金(現物)の管理は、細かすぎると感じたものです。

以前、日本代表に選ばれた学生に「大学と代表と何が違うのか?」を聞いたことがあります。その際、「毎日の練習のレベルが違う」と言うのです。メニュー自体はそれほど変わらないが、一つ一つの集中度が違う。全く気が抜けなかったということです。

この話を聞いたときに、まさに「普通や当たり前」の違いが「練習」に表れているのだなと感じました。

ある仕事を体験したときに、その会社のコアの内容について「普通や当たり前」が合わなければ仕事をするのは厳しいと思います。そういったレベルで会社の合う合わないを見極められると良いのではないかと思います。

ただ、何がコアかってのは簡単にはわからないので、まずは「普通や当たり前」を観に行こうとアドバイスしています。ここまで観るぞと思ってインターンに行くと、得るものが多いのではないかと思っています。

ゼミとかの中では、この後観てきた普通や当たり前について対話しています。誰か他者と話しているとそこで違和感を感じることもあるので、オススメしています。

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研究室の本棚。本が多いですね?と言われることがありますが、研究者として普通や当たり前に読むべき本の量には到底達していないのです。

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この記事を書いた人
橋本 諭

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

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