SDGsを体験型ゲームにするためのキックオフ 2017年橋本ゼミ夏合宿

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2017年8月9日〜11日 千葉の外房にて夏合宿を実施しました。今年は、3年生(5期生)が主体となり、4年生(4期生)と合同の合宿となりました。

合宿では、今年のテーマであるSDGs(持続可能な開発目標)をゲームにするためのキックオフを行いました。

SDGsPPAPワークショップ

初日は、17の目標ごとに人を決め、SDGsPPAPワークショップを実施しました。ピコ太郎さんは、PPAPが有名ですが、SDGsの広報動画も担当されています。

ピコ太郎さんは、動画の中で、AppleとPineappleを合わせ、No Poverty(目標1:貧困の撲滅)とし、PenとBookを合わせて(目標4:質の高い教育)をアピールされています。
このワークショップは、ピコ太郎さんのPPAPに沿って、17個それぞれの目標に合わせた2つの要素を考え、PPAPに合わせて踊るというものです。

<ワークショップ手順>
1.SDGsの目標を一つ選ぶ
2.目標を端的に示す2つの要素を考える
3.PPAPの音と合わせて踊る
4.なぜ、その2つにしたのかを話し合う
5.撮影した動画をみんなで見る

とてもシンプルなワークショップです。
たとえば、太陽と地球を合わせて、目標7:クリーンエネルギーといった案が出ました。クリーンエネルギーの源泉になるのは、太陽の力と地球の力なので、この2つにしたということです。

SDGsは目標一つ一つも複雑です。さらに、目標同士は関連しています。それを敢えて、2つの要素に限定するのは、無理もあるのですが、理解を深め、対話をするためにはちょうど良いものでもあります。

シンプルなワークショップなので、ぜひ皆様も実施ください。

最悪の未来を考える

体験型ゲームを考える一歩として、ゲーム作りをスタートしました。ゲームのシナリオを考える上で、SDGsに向けた行動ができなかった場合に、どんな最悪な未来が待っていそうかを話し合いました。

最悪というともちろんネガティブな印象があると思いますが、それをイメージし易い形にすることが大事なことだと思っています。

まだ、どういった内容になるかはこれからですが、自分たちならではのゲームが作っていけるかが勝負だと思っています。

全体に向けたキックオフ

最終日は、今後の作業に向けた話し合いを行いました。
体験型ゲームを作成し実行するというプロジェクトを成功させるために、どんな目標を設定するか、どんな作業を行うか、どういう結果を目指すのか、スケジューリングから予算繰りまですべて自分たちで決めていきます。

目指す内容が大きくなれば、得られる結果も多くなるでしょうが、作業はより厳しく、よりタイトになります。自分たちが何ができるのか? このプロジェクトをチームワークが求められますが、その前提として個人としてどういう機会にしたいのかが大事だと思っています。

少しでも「世に問う」ことができないか。勝負をしたいと思います。

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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