やりたいことを見つけるために必要な特別な方法とは

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 今年の3年ゼミでは、いくつかの本の輪読をしています。色々な観点に立って文献を選んでいます。はじめに読んでいる本は、以下の2冊。

瀧本哲史(2013)君に友だちはいらない
長谷部葉子(2012) 今、ここを真剣に生きていますか-やりたいことを見つけたいあなたへ

 この2冊のテーマは「今」です。瀧本さんの本では、現在の社会がどのような原則で動いているのか、そこでどういったことが求められるのかを知るために選んでいます。書名に「君に友だちはいらない」とありますが、いわゆる一匹狼、今で言えば「ぼっち」のススメという訳ではなく、友だちごっこではない「チーム」、「仲間」について書かれています。

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 もう一冊の長谷部さんの本は、副題に「やりたいことを見つけたいあなたへ」とありますように、やりたいことを見つけるにはどうすれば良いのかが書かれています。

 学生と話していると「やりたいことが見つからないのです」という相談を受けることが多いです。そもそもとして、探していない、探せていないということもありますが、色々チャレンジしてもなんとなくしっくりこないということも多いものです。

 本書では、やりたいことを見つけるためのとてもシンプルな方法について書かれています。そしてそれは、何も特別なことではないすごく「当たり前のこと」なのです。

 たとえば、部屋をキレイにすることだったりです。他にも、「美味しい料理をつくれること」がいかに重要であるのかが書かれています。

 詳しくは本書を読んでいただければと思いますが、「やりたいことを見つける」ということは特別な何かがあるということではなく、とても当たり前のことをやることからだと言います。しかし、その当たり前は「簡単」かというとそうではなく、当たり前ゆえに難しい。

 これからまさに進路を決める、新しいことを学んでいくにあたり良い2冊になったと思います。

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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