経営学習研究所(MALL)のプロセス・インテリジェンスワークショップに参加しました。

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10月26日と、10月29日の二日間、プロセス・インテリジェンスワークショップに

参加させていただきました。経営学習研究所東京大学の中原淳先生、牧村真帆さん、

二日間ありがとうございました。
maho-lab
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 – 大人の学びを科学する: NEOファシリテーション論の構築をめざして : 「プロセスの知を磨くワークショップ 第一回目」に参加なさいませんか?

今回のテーマは「個を見る」ということでした。

実践活動は、保育園の園児の一日を見たり、関わり合ったりしながら個をみていくワークです。

私たちの普段の生活の中でもワークショップを行う時や人とのかかわり合いには、個をみるという事は無意識にも行っていると思います。例えばこの子ってきっとこういう子なんだろうな、こうやって接しようかななどなど。

とは言っても無意識という範囲ですから、理解に限りがありますので「個を見る」という点にフォーカスしてみるということが今回のワークショップでした。

一日目は「個の発見」がテーマでした。ある一人の子を決め、その子を見るということをしました。

始めは園児との距離をどう埋めていくかが上手くいかず、離れたところで見ていましたが、だんだん慣れてきて話をするようになるとおとなしそうだった子が実は好奇心旺盛でいろんなところに行きたがるような子だったということが分かりました。

また、多くの園児とふれあいながらテーマに取り組んだので、想像以上にハードでした。全体と個の両方に意識を持ちながら活動したのでだいぶ神経を使いましたが、その中で感じた事は、個と関わる一方で「個を見る事」を止めてはいけないということです。一歩引いた全体を見る事で友人や先生との中に生まれる関係性が見えてきました。

反省点は、私たちは園児に見られているという事に意識をする必要があると思いました。一日の活動の中でいろんな子が突拍子なく話かけてくれましたが、自分の作業に追われ、それとなくしか話しかける事が出来なかったのです。

関わろうとしてくれた園児の中には行動する前にいろんなストーリーがあり、何かメッセージ性を持ち接してくれた子もいたと思います。が、自分の作業で頭がいっぱいになりその子への配慮に欠けていました。時は進んでいくので全体の動きから個をみることを意識したいと思いました。

二日目は個との「関わり」がテーマです。

個のモノや人に対する「関わり」から個を捉えることに意識をしたワークです。

一日目の反省点から二日目は「全体を意識しながら個を見る」ことを意識しました。

今回ターゲットにした子は私への対応が一日目とは大きく変わっていました。一日目は特に私と関わることはしていただけませんでしたが、二日目には自分の事をたくさん話してくれるようになりました。

打ち解けてくれた理由は園児が私に慣れたからだと思ったのですが、園の先生曰く、一日目の私のある行動をみたから、二日目の対応の変化があったということです。

その行動とは、よく一人でいる女の子と仲良くなった事です。その子は外の子と遊ぶよりも一人で本を読んだり、手いじりをしているのをみますが、実はクラスの核的な存在のようで、クラスの中では外部の人と関わるときは、その子の対応によって仲良くなっていいのかを見るそうです。一日目にその子と私が遊んでいる所を見て、仲良くしてもいいんだな、と判断したようです。

このお話をうけ、「個を見る」ことは見る事と関わる事を同時進行で行う事を実感しましたが、自分と関わる時には自分の事を個が見ていて自分への関わりに変化が起き、お互いが関わる事で新たな個を知る事が出来るという事を感じました。

今回の経験を活かし、個を見る事を多くの視点や関係性やつながりや背景から見ていくことと、個と自分の位置づけを捉えることを細かくいていきたいと思いました。

ファシリテーションは実践をすると多くの課題点がみえてくるので常に実践をしながら研究していきたいと思いました。

長い記事となりましたがお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
橋本ゼミ生

産業能率大学情報マネジメント学部橋本ゼミに所属するゼミ生です。

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