ゼミ合宿 ディープな振り返りと100均ワークショップ 

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3月27日28日と箱根のホテルでゼミ合宿を行ってきました。

ゼミ合宿のテーマは2つです。1つは、2年後期半年間の活動を振り返り、3年生で何をやるのかを一人ずつ語る事。もう一つは、既にお伝えしている100均ワークショップの実施です。

半年間の振り返りと今後の活動

こちらは、一人10分間使い自由に語ってもらいました。10分間といえば、短いようにも思うのですが、相応に準備をしてこなければダラダラとした発表になってしまいます。また、これから何をやるのかについても、既に明確になっている人もいれば、まだまだ不十分の人もいます。それでも10分間は発表をしてもらいました。自分の反省点をウソ偽りなく語る人、夢を語る人、人それぞれでしたが、どれだけ振り返りに時間を使ってきたのか、また真摯に取り組んできたのかがハッキリとわかる10分間だったと思います。

この活動は、善し悪しを判断するというものではなく、それぞれが気付きを得て、次に繋がるものになってくれれば良いと考えています。そして、それは、発表した当人が一番に感じている事だと思います。


会場のセッティングや備品の関係上、なんとも謝罪会見のような体裁になってしまいました。

100均ワークショップ

100均ワークショップは4つのチームで取り組みました。半年間活動してきたグループとは違うメンバー構成で取り組みました。
テーマはこちら。100均ワークショップの案内状


一つ目は、すごろくをテーマにしたアイスブレイクです。いくつかのグループに分かれ、グループ毎に取り組みます。さいころを振って出たマスの指示に従っていくという極めて単純なルールなのですが、そのマスの内容が「Aの役がBの役の人を笑わせる」というような、ちょっとしたムチャぶりが書いてあります。ある学生は、自分のつけまつげをその場で外すという技で笑わしていました。写真を掲載したいところですが、規制がかかりました。


その他、あるマスに着くとチーム対抗のゲームがあったり、マスの指示がメンバーの事を知らないと解けないクイズになっていたりと、自然と仲が良くなるような内容になっています。

二つ目は、100均で売っている材料を使ったゲーム形式のアイスブレイクを2つ作ってきました。トイレットペーパーとスーパーボールを使ったもの、ストローとティッシュを使ったものです。

2人ひと組になり、トイレットペーパーを使って相手にスーパーボールを渡すという単純なゲームです。単純なのですが、初めはかなり手間取ります。慎重に、なおかつお互いの阿吽の呼吸が必要とされます。


もう一つは、ストローを使ってティッシュペーパーを交換し合うというゲームです。ストローで息を吸い続けないとティッシュは落ちてしまいます。また、ストローを加えているので話ができません。無言で、目と目のコミュニケーションが必要になります。こちらは、やってみると簡単にできたようで、それぞれダンスバトルのようなパフォーマンスをしながら交換していました。

3つめは、100均で売っているものの新たな使い方を提案するというものです。

最近の100均一ショップは本当に多種多様なものを売っているので、かなり色々なものが揃いました。


内容としては、ものを使ったインプロといった形です。即興で新しい使い方を考え、それを何らかの形でパフィーマンスします。当然、時間が限られているので、アイデア一発勝負といった提案になるのと、何らかの形で使い方を実演しなければ伝わらないので、パフォーマンスが入ることになります。当日は、2日目の朝に行ったのですが、前日の出来事をパロディしたような提案が多くなりました。

最後は、書道を使った振り返りを支援するような内容です。
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100均一だけで書道グッズが揃ってしまうところが驚きですが、筆を使って文字を書くというのは、相当久しぶりの様子で新鮮な体験でした。また、筆を使う事で文字の意味と、その構成などによって意味を付与できることにより、その後「なぜ、こういう形で書いたのか?」という振り返りも盛り上がる結果となりました。

最後に

100均ワークショップについては、少し改良することで面白いものになりそうなものもあり、今後の展開に使えそうだなという印象を持っています。もちろん、現時点では「ワークショップのためのワークショップ」であり、まだまだ武器として使えるものにはなっていません。これから、自分達の手持ちのカードを増やしていき、様々な実践の中で武器となるように磨いていく必要があります。

さて、合宿については非常に手探りではありますが、何とか無事に終わりました。2年生だった学生は3年生になりました。新たな一歩がスタートしています。ある学生は、「半年間の活動で、すごく変わって成長したと思う人もいるけれど、自分はそうではないので焦っている」というような事を言っています。もちろん、差はついているでしょう。しかし、誤差のようなものです。私から見ると全員が何らかの形で変わっていると感じます。自分にとって強みにできそうな所、弱い所を怖がらずに見つめ、一歩でも成長、改善できるように取り組んでいくことが必要だと思います。

「誠実に」
橋本ゼミの行動基準を定めました。それが「誠実に」です。担当教員自身がまだまだなのですが、それでも常に目の前の事に対して「誠実に」取り組んでいきたいと思います。できない事、失敗することの方が多いと思います。それだからこそ、誠実に取り組んでいくことが必要だと感じています。

半年間、本当にたくさんの方々に支えられてゼミの運営ができました。本当に感謝しております。今後とも担当教員含め未熟なものばかりですが、誠実に取り組んでいきますので、どうぞご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

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この記事を書いた人

産業能率大学情報マネジメント学部 准教授 橋本諭(はしもと さとし)。
研究テーマは、ソーシャルビジネス、人材育成を扱っています。

橋本 諭

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